Homage To John Coltrane/Dave Liebman
マーク・イーガン参加作6日目。とは言うものの、前半がエディ・ゴメス参加のアコースティックサイドで、マーク・イーガンは後半に参加しています。どちらも甲乙つけがたい演奏なんですが、個人的な好みとして、やっぱり後半かなあと思います。ここでもフレットレス・ベースが、盛り上げるのに難しい曲調のものでも、素晴らしいフレーズで盛り上げてくれます。やはりニューヨークのファースト・コールだっただけのことはあります。初期リーダー作のヒーリングがかかったような演奏よりも、こっちの方が好み。まあ、ここでは主役はデイヴ・リーブマンだということを忘れてはいけないし、存在感もかなりあるんですけれども。
Homage To John Coltrane/Dave Liebman(Ss)(Owl) - Recorded January 27-28, 1987. Jim McNeely(P on 1-5), Jim Beard(Synth on 6-10), Eddie Gomez(B on 1-5), Mark Egan(B on 6-10), Mob Moses(Ds, Per on 6-10), Adam Nussbaum(Ds, Per on 1-5), Caris Visentin(Oboe) - 1. Untitled Original 2. Crescent 3. Love 4. Joy/Selflessness 5. After The Rain 6. India 7. Welcome 8. Mr. Day 9. Dear Load 10. Dahomey Dance
ジョン・コルトレーンの曲を、1-5曲目がアコースティック的に、6-10曲目でエレキ・ベースやシンセサイザーを交えて演奏しています。デイヴ・リーブマンはジョン・コルトレーンの研究者なだけに、奥が深いです。アコースティックでもそのまんまコルトレーン・バンドというわけではないですが、リーブマンがけっこうなりきって吹いているので、どの曲もなかなか面白いです。このアルバムではソプラノ・サックスだけで吹いていますけれども。勢いのある曲があったり、バラードがあったり。前半もいいけれど、注目は、後半のエレクトリック・パートではないかなあ、と。6曲目のインディアも、全体的にシャープになって、カッコいいファンクに仕上がっています。特にマーク・イーガンのフレットレス・ベースの個性がうまくマッチしてます。
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