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2016/01/18

ふるさと -Tribute To Japan-/木住野佳子

Kishinofurusato
木住野佳子の2年ちょっと前に出たアルバムが2枚入荷したので、先に聴いてみました。ホームページで追いかけているピアニストではあったのですが、その時買わなかったのは、他のアルバムで欲しいのがいっぱいあったことと、ちょっとデビュー時の方向性と違う方向に来てしまったのかな、という思いからでもありました。でも日本の曲って、はっきり言って抒情感は日本人でしか出せないと思うんですよね。自分もそういうのが分かる年齢になってしまったかとも思うのですが、今回改めて聴いてみたら、いいですねえ。ジャズを求める人には向いてないと思いますが、ピアノの音楽としては上質なものを持っていると思います。


ふるさと -Tribute To Japan-/木住野佳子(P)(Universal) - Recorded June 9-11, 2013. 西嶋徹(B on 2, 5-6, 8, 11)、岡部洋一(Per on 2, 5-6, 10-11) - 1.故郷 2.上を向いて歩こう 3.朧月夜 4.浜辺の歌 5.リンゴ追分 6.早春賦 7.さくらさくら 8.赤とんぼ 9.冬の夜 10.小さい秋みつけた 11.海 12.見上げてごらん夜の星を 13.かえり道

木住野佳子作は13曲目で、あとは日本の有名な曲や歌謡曲(坂本九)など。2曲目の今日に、今風のビートでジャズしている曲もありますが、丁寧に日本の歌唱をたどったような、ていねいな、ある意味日本のミュージシャンにしかできないようなメロディやアレンジで演奏されています。トリオの演奏は4曲だけで、2曲がデュオ、そしてソロ・ピアノの曲が多いのも、その抒情感を感じることができるのでは。ただ、それを退屈ととらえる人もいるかもしれない。それに向かっての冒険とも言える演奏を、あえてしているのが潔くていいかも。それでもただメロディをなぞるだけではなく、彼女流のアレンジやリハーモナイズがされています。それがジャズジャズした方向にあまり向いてないだけで、音楽としては上質なんではないかと。(13年11月6日発売)

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