Time Is A Blind Guide/Thomas Stronen
ECMレーベルの新譜が届いていました。このところまとまっていろいろ届くので、聴くのが少々遅れています。このアルバム、ジャケ裏にはAn ECM Productionとなっていますが、プロデューサーはThomas StronenとSun Chungの共同プロデュースとなっています。久しぶりにSun Chungの名前を見ました。辞めてなかったんですね。方向性としてはいいものを持っていると思うので、頑張ってほしいですが。このアルバム、やはりECMらしいというか、単純にピアノ・トリオプラスアルファで聴けるのは1曲目だけのようで、他は弦楽器やパーカッションと融合しているような雰囲気です。やはり聴く人をちょっと選ぶような感じですけど、メロディ的には聴きやすいと思います。
Time Is A Blind Guide/Thomas Stronen(Ds, Per)(ECM 2467)(輸入盤) - Recorded June 2015. Kit Downes(P), Hakon Aase(Vlin), Lucy Raiton(Cello), Ole Morten Vagan(B), Siv Oyunn Kjenstad(Per on 1, 7, 9-10), Steinar Mossige(Per on 1-2, 7. 9-10) - 1. The Stone Carriers 2. Tide 3. Everything Disappears I 4. Pipa 5. I Don't Wait For Anyone 6. The Drownes City 7. Lost Souls 8. Everything Disappears II (Ode To JT) 9. Time Is A Blind Guide 10. As We Wait For Time 11. Simples
(15/10/20)3、8曲目がKit Downesとの共作(デュオのインプロヴィゼーション)で、他は全曲Thomas Stronen作曲。編成が特殊ですが、ベースはジャズのダブル・ベースの奏法で、曲によってピアノ・トリオと弦やパーカッションとの融合。特に1曲目はそのように思え、ECMでは賑やかな感じ。哀愁漂うヴァイオリンのピチカートと通常の奏法でメロディを奏でる4曲目、幻想的な静かな風景からラテン的な盛り上がりを見せる5曲目、弦楽器やピアノが漂うような静かな6曲目、親しみやすい懐かしいメロディでゆったりと進行していく7曲目、ドラムスとパーカッションを中心に、美しいメロディを聴かせる8分の6拍子のタイトル曲の9曲目、エキゾチックかつパーカッシヴで印象的な10曲目、空間的なフリーを想像させる静かな11曲目。
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