Nomad/Scott Henderson & Tribal Tech
トライバル・テックの過去盤聴き3日目。ここでジャズ系からロック系のレーベルに移籍するのですが、録音は移籍する前にしてあったとのことです。ライナーによれば、アルバムの発表は録音から2年ごとの事。ただ、1作ごとにどんどん進化していっている感じは分かります。ハードコア・フュージョン的なサウンド、というと何だかピタッとハマる感じになってきました。7作を連続聴きするのはなあ、とちょっと取りかかるまではためらい気味だったけど、ハードコア・フュージョンは好きなので、聴きはじめると、そこに楽しんで聴いている自分がいました。これから過去盤聴きをする必要のあるCDは、重複を数えてあと900枚。長い目で見れば何とか行けるかな?
Nomad/Scott Henderson(G) & Tribal Tech(Relativity Combat) - Recorded April 1988. Gary Willis(B), Brad Dutz(Mallets, Per), David Goldblatt(Key), Steve Houghton(Ds) - 1. Renegade 2. Nomad 3. Robot Immigrants 4. Tunnel Vision 5. Elegy For Shoe 6. Bofat 7. No No No 8. Self Defense 9. Rituals
スコット・ヘンダーソン作が3曲(2、6、9曲目)、ゲイリー・ウィリス作が4曲(1、4、7-8曲目)、他のメンバー作が3、5曲目。ヘンダーソンが当時参加していたザウィヌル・シンジケートの影響も少し。小刻みなベースラインで突っ切る感じのハードな1曲目、明るい民族的なサウンドとファンク的な部分が印象的なタイトル曲の2曲目、マレット(鉄琴系?)を使用したやや静かなファンクの3曲目、浮遊メカニカル系ファンクで攻める4曲目、スペース系バラードの5曲目、出だしを速弾きでドラムスとやり取りしながらいろいろ発展していく6曲目、明るめでミディアムの速さで徐々に盛り上がるファンクの7曲目、ヘヴィーでシャープな感じの、速弾きのベースも渋い8曲目、厳かな感じもしつつ、ハードコアも少し感じるバラードの9曲目。
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» TRIBAL TECH / NOMAD(1988年) [奇天烈音楽館 Strange Kind of Music]
Musician●Scott Henderson(guitar)Title●Nomad(1988年)■ディスクユニオンで購入 スコヘン3連発ですみません。 いまやテクニカル系ギタリストの最高峰「Tribal Tech」の1988年の作品です。最近でこそブルースフィーリングあふれる... [続きを読む]
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工藤さん、3日連続で失礼いたします。
この盤でスコヘンの基本形が完成した感がありますよね。
アクロバティックなプレイが定番になりました。
個人的には初期3作の中で一番好みです。
確かドイツのマイナーレーベルから発売されていたと思います。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2015/09/16 21:55
>奇天烈音楽士さん
TBどうもありがとうございます。
1作ごとに続けて聴いているとどんどん進化している感じはありますよね。特にこの時期はスコヘンはザヴィヌル・シンジケートに参加している時期なので、そこでも影響を受けている部分が(ちょっと早いかな?)あるかもしれません。
なかなかいいアルバムです。
投稿: 工藤 | 2015/09/16 22:01