「ブルージャイアント 第6巻」を読んだ
今、修理から上がってきたウーファーの音をこなれさすのと、いろいろ用事があるので、CD聴きのブログアップが遅れていますが、そんな中、注目のマンガ単行本が出ました。
「ブルージャイアント 第6巻/石塚真一著」(小学館)が7月30日に出ました。昨日法事があったので、やっと今朝読めたという次第。彼らの初めてのライブを絡めた物語。いや~絵から音楽がほとばしってますねえ。内容的にはネタバレになるし、彼らの音出ししているサウンドの絵が、そのまま読者にぶつかってくる感じに思えるので、ストーリー的には書きませんが、読むものを引き込ませてくれる展開と絵ですね。
気になるのは、サックス、ピアノ、ドラムスというベースレスの編成ですが、こういうのはジャズでは割と当たり前の編成でもありまして、意外に世間に多くアルバムが出ていたりします。
実は私、趣味でマンガを描いていた若い時期があって、その時にジャズをテーマにした漫画で24ページのものを描いてみたことがあるんです。今見直しても、力を入れて描いてみても、なぞっただけで、全然絵からは音楽が感じられるものではなかったでした。これはプロが描いても同じで、よほど筆力(画力)がある人でないと、絵から音楽がほとばしってくるということはないです。最近では「BECK 全34巻/ハロルド作石著」(講談社)がスケール的にも音楽的にもすごかったですね。石塚さんがその音楽的スケールのでかさを、後半に行くにしたがって表現できるかが個人的には興味のあるところ。
この本の主人公、10代でこれかよ、というような、やはりフィクションではあるので、現実的にはありそうでなさそうなんですが、それをすんなりと読ませてくれる作者はスゴい力量を持っているんだと思います。この主人公とバンド、どう発展していくのか、楽しみではあるんですけれども、7巻目が出るのはいつの日だろうかと思うと、雑誌では読んでいない身としては、待ち遠しくもあります。
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