Trees Of Light/Anders Jormin/Lena Willemark/Karin Nakagawa
ECM新譜聴き2日目。珍しく、日本人も参加しています。しかも楽器が琴。1曲目は純日本的な音階と、ちょっとアヴァンギャルドな奏法を含めて、日本的だなあと感じますが、曲によっては西洋音階(北欧の音階?)に合わせたりしているところもあって、他の国の人はエキゾチックに感じることもあるだろうけれども、日本人としてはどうかなあ、と思うところも少しあります。ただ、他の2人とうまく調和しています。このアルバムはAn ECM Productionとなっているので、持ち込みの音源でしょうか。
ある人から問い合わせがあったのですが、私の書いているのはジャケ裏にProduced by XXXXX(たいていはマンフレート・アイヒャー)とあるか、An ECM Productionとどちらかが書いてあるかってことで(要は直接アイヒャーのプロデュースで録音しているかどうか)、基本的には全部がAn ECM Productionには違いないのですが、その用語使いにはそういう意味があることをご了承ください。ジャケ裏に両方が併記されているのは記憶にないのですが。
Trees Of Light/Anders Jormin(B)/Lena Willemark(Voice, Fiddle, Viola)/Karin Nakagawa(25-string Koto)(ECM 2406)(輸入盤) - Recorded May 2013. - 1. Krippainggler 2. Drom 3. Jag Star Kvar 4. Urbanus 5. Hirajoshi 6. Minni 7. Ogadh Dett 8. Kyostraini 9. Slingerpolska 10Uoruo 11. Lyosfridhn 12. Vilda Vindar
(15/03/10)全曲メンバーのいずれかの作曲ないしは共作。5、9曲目を除いた曲がヴォーカル入り。日本人の琴が入っているのが特徴(1曲目だけ作曲に関わってます)。1曲目は、これぞ空間的というような弾き方をしていて、しばらく琴のゆったりした独奏があって、その後にベースが加わり、ヴォイスが加わりという構成。1曲目は無理やり西洋音階に合わせるのではなく、普通に出る音で日本的に勝負しているます。2曲目以降は北欧の色彩も強い(琴の音階も)曲もありますが、日本的サウンドと曲により行ったり来たり。欧米ではこのサウンドがエキゾチックなんですが、日本ではどうか。5曲目はアンダース・ヨーミン作曲の琴の独奏、後半ベースも加わります。6曲目がヴォーカルの独唱だったり、一部のメンバーでの曲も。
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