Souvenance/Anouar Brahem
ECMレーベル新譜聴き6日目で一段落。今回は2枚組なんですが、無理して1-2曲カットすれば1枚になったんじゃないかという収録時間。あえてこれを2枚組で発売するところにこだわりが感じられます。最初、妙にマッチするドローンというか通奏低音が気になったのですが、エアコンの音も悪さしてました(笑)。もちろんエレキベースでその音が入っているところもありますが。途中でオーケストラの入っている曲が多くないことに気付きましたが、何曲目にオーケストラが参加しているなど、メモを取ってなかったし(すいません)、クレジットには何曲目に参加か未記載だったので、そのままにしておきました。確かにHMVのサイトではQuartet & Orchestraとなっているんですけれども。
Souvenance/Anouar Brahem(Oud)(ECM 2423/24)(輸入盤) - Recorded May 2014. Francois Couturier(P), Klaus Gesing(Bcl), Bjorn Meyer(B), Orchestra Della Svizzera Italiana, Pietro Mianiti(Cond) - 1. Improbable Day 2. Ashen Sky 3. Deliverance 4. Souvenance 5. Tunis At Dawn 6. Youssef's Song 7. January 8. Like A Dream 9. On The Road 10. Kasserine 11. Nouvelle Vague
(15/01/21)CD2枚組で88分収録。全曲アヌアル・ブラヒムの作曲で、オーケストラ・アレンジは主に共作(11曲目のみ他の人)。エキゾチックだけれども、ECMらしい静かな温度感の低い、哀愁が漂う世界が広がっています。出だしでウード中心の素朴な演奏から、だんだんオーケストラの広がりを見せていきます。ベースはエレクトリック・ベース。ゆったり感を残したまま、時にメンバーの一瞬アヴァンギャルドなフレーズも。ただ、これでもかというくらい異国の地の哀愁を見せつけるようなサウンドが続いているのが、聴いていて切ない。クァルテットの曲も多いし(クレジットでは未記載)、オーケストラはフルに活用するというよりは、メインのメンバーを包み込むようなサウンドで効果が逆に出ている感じ。素直に哀愁感を味わいたい。
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