私的2014年ベスト3
いよいよ12月に入ってきて、私的2014年ベスト3を発表する時期になりました。今年は順不同ではなくて順位発表ができます。
「総合部門1位」「Alive/上原ひろみ(P)」(Telarc)
だいたい毎年のように上原ひろみがベスト3に入っていることが多いのですが、今回は前作「Move」に比べても深化していて、今年の最多ローテーションアルバムになってしまいました。国内盤で買ってますけど、予備に安い輸入盤を注文しているほどです。今年は部屋のスピーカーも2種類に増え、スーパーウーファーも購入して、そのリファレンスとしてかけているアルバムでもあります。売れているアルバムですが、いいものはいい、ということで。
「2位」「Three Times Three/Antonio Sanchez(Ds and Add Key on 2)」(Cam Jazz)
トリオ、3組、3曲と格好から入るも、内容的にはアルバム3枚分ぐらい充実していて、これまたなかなかいいアルバムです。メンバーもよくこれだけ集められたなあ、という感じ。しかもイレギュラーな2枚発売ということができたのも、Cam Jazzが推しているミュージシャンだからじゃないかと思います。
「3位」「Stories/Enrico Pieranunzi(P)」(Cam Jazz)
これもスピーカーが増えた時のアコースティックサイドとしてよくかけていたアルバムです。激しさと美メロのバランスも良く、これまたかなり聴いていた1枚。今年はCam Jazzから2枚。
実は今年ECMを50枚以上買っているのですが、いつもECMでベスト3に入ってこないことが多いのは、爆発的にいい、というより静かにふつふつといい感じ、ってアルバムが多く、ベスト10までなら入るでしょうけど、年間3枚にはなかなか入らない、ということがあると思います。ちなみに、今年のECMベストは「Spark Of Life/Marcin Wasilewski Trio w/Joakim Milder」(ECM2400)です。
「次点」「ビッグバンド」「ボレロ/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ」(Paddle Wheel)(国内盤)
クラシックの題材のビッグバンドアレンジ。賛否両論あるでしょうけど、やはりこのアレンジの安定感はタダ者ではないと思います。
「ハードコアフュージョン」「Chronosystem/Next Order」(Order Tone Music)(Bomba)(国内盤)
やはり私の好みとしてハードコアフュージョンがあるのですが、このバンドの集大成的1枚が出たということで、やはりへヴィー・ローテーションになってます。
あくまでも個人的ベストですけど、これが終わるといよいよ年末かあ、という気持ちになってきますね。
« Konstantia Gourzi/Music For Piano And String Quartet | トップページ | Anna Gourari/Visions Fugitives »
「音楽」カテゴリの記事
- 30 トウキョウ・イエロー/神保彰(2021.01.16)
- 29 ニューヨーク・レッド・フィーチャリング・シルヴァーノ・モナステリオス&リッキー・ロドリゲス/神保彰(2021.01.15)
- 28 ニューヨーク・ブルー・フィーチャリング・オズ・ノイ&エドモンド・ギルモア/神保彰(2021.01.12)
- コンプリート・セッションズ1994/Great3(菊地雅章=ゲイリー・ピーコック=富樫雅彦)(2020.12.30)
- 葉月/藤井郷子(2020.12.27)
「ジャズ」カテゴリの記事
- コンプリート・セッションズ1994/Great3(菊地雅章=ゲイリー・ピーコック=富樫雅彦)(2020.12.30)
- 葉月/藤井郷子(2020.12.27)
- Understanding/Bobby Naughton Units(2020.12.23)
- John/Piano Solo/Marc Copland(2020.12.21)
- One Upon A Time: The Lost 1965 New York Studio Sessions/Bob James(2020.12.20)
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
- 30 トウキョウ・イエロー/神保彰(2021.01.16)
- 29 ニューヨーク・レッド・フィーチャリング・シルヴァーノ・モナステリオス&リッキー・ロドリゲス/神保彰(2021.01.15)
- 28 ニューヨーク・ブルー・フィーチャリング・オズ・ノイ&エドモンド・ギルモア/神保彰(2021.01.12)
- Dynamogenic/川口千里(2020.12.26)
- There Is A Tide/Chris Potter(2020.12.22)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 私的2014年ベスト3:
» ★ すずっく2014 ★ [My Secret Room]
2004年の12月8日にイタリアンハードバップ!で始まった秘密のお部屋は、めでた [続きを読む]
» 2014年の回顧(その4):ジャズ編 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
今年の回顧シリーズも本日が最後である。昨日も書いたが,今年はCDの購入枚数はボックスものが結構あったので,かなりの枚数となっているが,点数という意味では従来よりも減ったはずである。ボックス・セットは所... [続きを読む]
« Konstantia Gourzi/Music For Piano And String Quartet | トップページ | Anna Gourari/Visions Fugitives »
今年もお世話になりました。
私は恒例のベスト10をあげました。
うーん、珍しくまったく重ならなかったですね。
来年もよろしくお願いいたします。
投稿: Suzuck | 2014/12/29 18:16
>Suzuckさん
ジャズは旧譜も交えてベストにあげる人もあって、重なる確率はあまり多くないでしょうけれども、Suzuckさんのベスト、興味深く拝見しました。
こちらこそ、来年もよろしくお願いします。
投稿: 工藤 | 2014/12/29 19:15
工藤さん,こんにちは。
私もようやく今年の回顧(ジャズ編)をアップしましたので,TBさせて頂きます。私にとっては今年はAntonio Sanchez盤がダントツって感じでした。自分のチョイスは結構直球だったかなぁって気もしますが,まぁ天邪鬼の私でもたまにはそういうことも...。
ということで,本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
投稿: 中年音楽狂 | 2014/12/30 11:48
>中年音楽狂さん
TBどうもありがとうございます。
そう言えば、私の方にもベスト3で2枚リーダー作と再度参加作でアントニオ・サンチェスが入っていますねえ。やっぱり今年はこの人、っていう感じでしょうか。いろんな人のいろんなベスト3を見るの毎年楽しみでもあります。
来年もよろしくお願いします。
投稿: 工藤 | 2014/12/30 12:38