Outland/Jokleba
ECMです。最初はBGMにかけておくだけで、今コメントを書こうと思っていたわけではないのですが、エレクトロニクスも使った半分非イディオム系のフリーだったので、BGMにならず、ではその感想を書いてしまおうと、聴きながら書いてしまいました。14曲もあるし、どの曲がどの演奏かなんていう区別もあまり意味がないような気がしたので、全体的に今回は書いてみました。まあ、意味がない、というより、私の技量ではそのディテール書けない、というのが正解なのかもしれませんけど(笑)。こっち方面が好きとか、興味があるとか以外の方は、コワいもの見たさで聴いてみるのもいいけれど、っていう感じでしょうか。ここではマンフレート・アイヒャーは関わっていないようです。
Outland/Jokleba(ECM 2413)(輸入盤) - Recorded May 2014. Per Jorgensen(Tp, Vo, Kalimba, Fl), Jon Balke(Electronics, P), Audun Kleive(Electronics, Ds, Per) - 1. Vridd 1 2. Bell Jar 3. Blind Owl 4. Beyond The Glass 5. The Nightwood 6. Rodion 7. Horla 8. Vridd 2 9. Tremens 10. Brighton 11. One Flew Over 12. Curious Incident 13. Below The Vulvano 14. Vridd 3
(14/11/21)全曲グループ名(Jokleba)での作曲というより、フリー・インプロヴィゼーションか。グループ名はJon Balkeを少々字を変えてもじったものかも。ピアノやトランペットなどの楽器もあるけれど、そこにあるのはあまり盛り上がらないけれども半分非イディオム系のフリーと言っていいようなサウンドが展開しています。どちらかと言えばスペースも多めだし、濃い青系統のサウンドが展開しています。そこに場面によってエレクトロニクスも効果的に絡み、北欧系現代フリーの要素を持っていると言っていいかも。打楽器やパルス系の音がアクセントになっていますが、それも無機的に響いてきます。邦楽のようなホーンもあり。ジャケットには「An ECM Production」とだけ書かれていて、彼らのセルフ・プロデュース。聴く人を選びます。
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