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2014/11/28

Kate Moore/Dances And Canons/Saskia Lankhoorn

2344
ECM New Seriesの2日目。現代の作曲家と言うと、ガチガチの現代音楽を連想してしまうことが多いこのレーベルですが、それでも例外も多いかもしれません。今日の作曲家は何と’79年生まれ。メロディよりも反復を強調して、何となく環境音楽に近いようなイメージとでもいうのが、キース・ジャレットが入りこんでしまう同じような音が続く世界と似ていて、その記譜版とでもいうのか、ECMのピアノジャズファンからしても近い位置にいると思います。多重録音の曲があるのもECMの柔軟性か。こういう作曲家やピアニスト(彼女も初ECMらしい)を紹介してくれるので、このレーベルは面白い、っていう部分もあります。


Kate Moore/Dances And Canons/Saskia Lankhoorn(P)(ECM New Series 2344)(輸入盤) - Rcorded April 2013. - 1. Spin Bird 2. Stories For Ocean Shells 3. The Body Is An Ear 4. Canon 5. Zomar 6. Joy 7. Sensitive Spot 8. Spin Bird

(14/11/27)Kate Mooreは’79年イギリス生まれの作曲家。現代音楽という感じではなくて、現代のクラシック音楽とか環境音楽に近いような聴きやすさとしっとり感を持っています。各曲のタイトル横に1台のピアノ、2台、4台、多くの、と記載があって、多重録音の曲もあるんでしょう。ソフトな感じのECM(ジャズ)のソロピアノと、記譜がされているとはいえ、ボーダーレスにつながる面を持っています。かなり叙情的なサウンドが印象に残ります。

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コメント

工藤さん,こんばんは。今頃になってこのアルバムを聞きましたが,いいですねぇ,このミニマルっぽさを持つアンビエンス。そして,まさしくECMサウンドで録られたこのピアノ・サウンド。

そもそもが私はこういう音が好物なんですが,このアルバムに気付くのが遅過ぎましたね。もっと早く聞いてりゃよかったと思いましたが,聞けてよかったです。

ということで,TBさせて頂きます。

>中年音楽狂さん

TBどうもありがとうございます。

このアルバム、あまり現代音楽っていう感じではなかったので、ECMのジャズピアノ・ファンにも受け入れられるんじゃないかと思います。時々こういうアルバムが出てくるのが面白いですね。

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» 全然知らなったが,Kate Mooreピアノ作品がいいねぇ。 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Dances and Canons(Kate Moore) Saskia Lankhoorn (ECM New Series) 私が結構なECM好きなのはこのブログにも書いている通りだが,ECM Ne [続きを読む]

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