In Motion/Manuel Valera and New Cuban Express
Criss Crossレーベル新譜聴き1日目。先にこのレーベルを聴いていくことにします。グループ名にキューバンという名前が入っているということですが明らかなアップテンポでイケイケのラテンは1曲目だけで、あとはキューバによくある8ビート系の曲が目立ちますが、全体を見渡すと現代ジャズの要素を多く取り入れたバンドだと思います。最近、変拍子の解析能力が落ちてしまって、何拍子までかはとらえられないけれど、何曲かで変拍子はあるし、複雑なキメが多いので、必然的にこういうメンバーになったのかな、と思います。特にトム・ガーナのギター・ソロは、露出度は少ないけれど印象的でした。
In Motion/Manuel Valera(P, Key) and New Cuban Express(Criss Cross 1372)(輸入盤) - Recorded January 29, 2014. Yosvany Terry(As, Ss, Chekere), Tom Guarna(G), Alex Sipiagin(Tp, Flh), Hans Glawischnig(B), Ludwig Afonso(Ds), Mauricio Herrera(Per) - 1. Descargando 2. Preamble 3. Bantu 4. No Puedo Ser Feliz 5. Storyteller 6. Mirrors 7. Para Emiliano 8. NYC 9. Factors
(14/10/08)4曲目以外はManuel Valeraの作曲。現代ラテンジャズからジャズにかけてのサウンド。1曲目も陽気なだけではなく、渋いメカニカルなキメや今のジャズ的なピアノのアドリブなど、美味しいところを併せ持っています。これは参加メンバー(ギターとか)の個性にもよります。美しいソロピアノの出だしから浮遊感を伴いつつ盛り上がっていく2曲目、エレキピアノも使いながら現代ラテンジャズを感じさせる変拍子の3曲目、8ビート系しっとりバラードから8ビートラテンになる4曲目、8分の6拍子系の淡い浮遊感のある5曲目、現代ジャズ的なリズムを持ちながら躍動感のある6曲目、8ビートラテンの綾織り中途ソロ盛り上がり系の7曲目、キメが多い渋く快活な感じの8曲目、複雑なテーマとノリの良いソロが繰り返される9曲目。
(追記)夏あたりから目が閉じてしまう(まぶたが重い)症状に悩まされてまして、秋になってまぶたのアレルギーもできてガマンできず、今日眼医者に行ってきました。アレルギーは市販薬で何とかなっているので薬を処方されませんでしたが、まぶたが重い主原因はドライアイだそうで、重大な病気でなくてホッとしています。メガネも検眼したら、2年使っている割には問題なしとのこと。悩んで苦しんでないで、もっと早く医者に行っておけばよかったでした。
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こちらからもTBさせていただきます。
ラテンジャズ系のコンテンポラリージャズは基本的に大好きなので、本作も最高にいい感じで楽しむことができました。
ヴァレラはもちろんですが、メンバー全員がいい仕事をしていたと思います。
投稿: nary | 2014/10/17 19:51
>naryさん
TBどうもありがとうございます。
確かにこのアルバム、現代ジャズ系を感じさせるラテン・ジャズということで楽しめました。参加メンバーも良かったでした。特にギターのトム・ガーナは好みです。
投稿: 工藤 | 2014/10/17 20:56