Shadow Man/Tim Berne's Snakeoil
1枚だけECMの新譜が来ているので、先に紹介。他レーベルで先に7枚到着しているのですが(早いのは9月中旬着)、なかなか聴くチャンスがありません。早く聴かなければ。このアルバム、SnakeoilとしてはECM2枚目(1枚目はこれがアルバムタイトルだった)です。今回はデモテープで発売が決まったのか、マンフレート・アイヒャーのプロデュースではありません。ECMにしてはけっこう音が大きい場面が多いサウンドですけど、以前にも時々こういう硬派なフリージャズのアルバム、出てましたし、驚くほどのことでもないかもしれません。でも、この人のアルバムはけっこう聴く人を選ぶんじゃないかと思います。
Shadow Man/Tim Berne's Snakeoil(As)(ECM 2339)(輸入盤) - Recorded January 2013. Oscar Noriega(Cl, Bcl), Matt Mitchell(P, Tack and Wurlitzer Pianos), Ches Smith(Ds, Per, Vib) - 1. Son Of Not So Sure 2. Static 3. Psalm 4. OC/DC 5. Socket 6. Cornered (Duck)
(13/10/26)3曲目がポール・モチアン作、2曲目がマルク・デュクレとの共作で、他は(1、4-6曲目)はティム・バーンの作曲。相変わらず温度感が低くて無機的なフリーなのに、構築された部分との境目が分からず、メンバーが好き勝手にやってはいても、サウンドとしてきっちり譜面にでも書いてないとできないようなアンサンブルを聴かせるところがあります。フリーの要素が多いので、聴く人を選ぶかも。ECMにしてはハードで音も大きい部分もありますが、硬派なフリーの部分を背負って演奏していてもバーンのいつものサウンド。マンフレート・アイヒャーがプロデュースではないです。モチアン作の3曲目も、叙情的な感じで、バーンの表現が冷たくて美しい。後半3曲がそれぞれ22、18、16分の長尺かつドラマチックな展開の演奏。
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