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2013年9月の記事

2013/09/30

Marc Sinan/Hasretim/Journey To Anatolia

2330
ECMレーベル新譜4日目で一段落か。今回のアルバムは、CDとDVDの2枚組で、録音や現地のミュージシャンは違うけれど、2つのコンセプトで同じような流れで見せる(聴かせる)という、ちょっと変わった構成のECMのアルバムです。ECM番号はCDの一連番号でとっています(別に5000番台というDVDの番号は存在してますが)。2つは録音時期も異なり、もしオーケストラの構成人員までクレジットに書くと大変なことになるので、それは割愛しました。ジャズのジャンルに入れましたが、これは完全にかの地の民族音楽ですね。その点を考慮すればけっこう面白いアルバムだなあと思いますけれども。


Marc Sinan(G)/Hasretim/Journey To Anatolia(ECM 2330/31)(CD/DVD)(輸入盤) - [CD] Recorded July 2011. Dresdner Sinfoniker, Jonathan Stockhammer(Cond), Asiye Gol(Voice), Husseyin Altay(Tulum), Sener Gok(Voice, Saz), Haci Omer Elibol(Kaval), Fikret Kurt(Voice, Saz), Ismal Kucuk(Voice, Kemence), Omer Oarlak(Kaval), Mesut Kurt(Kemence), Asik Eminoglu(Voice, Saz), Turam Akdag(Zurna, Mey, Voice), Sercan Kaya(Davul), Asik Gunay Yidiz(Voice, Saz), Asik Bulal(Voice, Saz), Seyit Ak(Zurna), Ilhan Ak(Davul), Eda Var(Voice) - 1. Prolog Tableau 1 - Ordu 1. Ordu Taksimi 2. Asiye'nin Gurbeti 3. Gayri Dayanamam 5. Boztepe'nin Tableau 2 - Yayla 6. Kara Koyun Horlatmasi 7. Doyulumu Doyulumu (Neset Ertas) Tableau 3 - Trabzon 8. Ismail'in Sinan'la Atismasi 9. Surmene'de Kar 10. Acisu Horonu Tableau 4 - Erzurum 11. Asik Eminoglu Hicivi 12. In Memory Of Vahide 13. Askale Tamzara Tableau 5 - Kars 14. Asik Gunay Yildiz Ve Asik Bilal Atismasi 15. 99 Beautiful Names 16. Epilog [DVD] Recorded October 2010. Dresdner Sinfoniker, Andrea Milino(Cond), Mustafa Boztuy(Darbuka, Framedrum), Guc Basar Gulle(Ud), Omer Can Satir(Kaval), Onur Senturk(Kemence), Erdem Simsek(Saz), Araik Bartikian(Duduk, Zurna), Vazgen Makaryan(Duduk, Zurna)

(13/09/29)CDとDVDの2枚組という新たな試みで、録音は違うけれど、コンセプトはほぼ同じで、大まかな曲順もほぼ同じだと思います。クレジットにはMarc Sinanが音楽、アイデア、コンセプトとプロダクションとあるけれど、作曲というよりはアルメニアやトルコの伝統音楽をアレンジしたのでは。CDの方はプロローグがオーケストラで、他は現地での録音を集めてきたような感じ。DVDは録音が背景に映って、それにオーケストラが合わせているというのが見てとれます。かの地の民族音楽を、CDでは比較的直接に収録し、DVDではオーケストレーションを加えるということで、いかにもECMが紹介する民族音楽という雰囲気にもっていってます。ジャケットはCDサイズと、このDVDサイズと2種類ある模様。クレジットの記載はちょっと苦労。

2013/09/29

Johann Sebastian Bach/Six Sonatas For Violin And Piano

2230 ECMレーベル新譜聴き3日目。今日はNew Seriesのバッハのバロック音楽です。ここではピアノがキース・ジャレットになっているのが特徴で、これで買い求められる人が多いのではないかと思いますが、インプロヴィゼーションはなくて、あくまでもバロック音楽のピアノ演奏をしていて、聴いていて本職のクラシックのピアニストとの違いがなかなか分からないのが、ちょっともどかしい。それでもバッハの演奏はたいていの場合、聴いていて安定感や安心感をもたらすので、一気にCD2枚組を聴いてしまいましたが。型式美というか、構築感というのか、そういうのがけっこう素晴らしいと思います。

 

Johann Sebastian Bach/Six Sonatas For Violin And Piano(ECM New Series 2230/31)(輸入盤) - Recorded November 2010. Michelle Makarski(Vln), Keith Jarrett(P) - 1-4. Sonata No.1 In B MInor(BWV1014) 5-8. Sonata No.2 In A Major(BWV1015) 9-12. Sonata No.3 In E Major(BWV1016) 13-16. Sonata No.4 In C Minor(BWV1017) 17-20. Sonata No.5 In F Minor(MWV1018) 21-25. Spnata No.6 In G Major(BWV1019)

(13/09/28)バッハは18世紀ドイツの作曲家。2枚組CD。キース・ジャレットがピアノを弾いているのが特色ですが、過去にも彼のクラシックへの参加作品は多いし、ここでもあくまでもバッハの演奏になっています。この曲は普通はチェンバロだそうですが、ここではピアノを用い、バッハの世界を堪能することができます。曲は一聴してバッハの演奏と分かる強さがあり、ヴァイオリンとの相性も良いので、いい世界が展開されていると思います。

2013/09/27

ハイビジョンテレビ 東芝REGZA 65J7 を購入

130927tv
最初は、というかここのところ自分の部屋に大画面TVを置くことは考えていませんでした。ところが大学生になった長男が、大画面TVを目指して夏休みにアルバイトをはじめ、そこそこお給料をもらえるようになって、いろいろTVのカタログを集めて検討していて、これなら消費税が上がる前には買えるかな、なんて話になっていきました。

ところが、です。65型以上の大画面液晶TVは4Kなどの高品質、しかも高価格なものにすでに移行しはじめ、数日前にネットをチェックした時は65型以上の液晶TVで従来のハイビジョンは東芝REGZA 65J7一機種しかありませんでした。しかもこれもモデルチェンジする11月にはなくなります。現在70型のシャープのTV(実は第一目標はシャープのAQUOS クアトロン LC-70Q7だったのです)がネットでは何とか手に入るようですが、量販店では販売終了になってましたし。

そこで話が急展開。長男のバイトの給料と、私のベースを売った代金をとりあえず充てて、足りない分は先に私が出して半々ずつ持つことに。長男からは来月の給料から残りを少しもらうことになってます。そして昨日、長男が大学後期の初日で時間割の終わりが少し早い日だったので、駅前で待ち合わせて夕方ヨドバシカメラに行きました。幸い展示してある同機種があったので、30分ほど画面を見ながら検討。私はもう少し小さい画面でもいいと提案したけど、長男はとにかく大画面優先でしたので、これで決定。ポイントで延長保証、外付けHDD、ケーブル類などを追加しました。

そして今日の夕方TVの配送と搬入。TVの設定はしないけど、配送とTVを組み立てて置くのと段ボール類を持って帰ってもらうのまで無料になっていて、これを昨日頼んで良かったと思いました。なにしろデカい。自分で組み立てるのは大変でしょう。設定は長男が学校から帰って来てからやりました。

TVの設定、AVアンプにつなぐのと、彼ならではのやり方として、PCのDVDからサウンドカードを経由してTVにコードをのばすという作業です。ブルーレイ・レコーダー(プレイヤー)はまだここにはありません。PCで再生したDVDが観れる(5.1chドルビーサラウンドも対応してます)ほかに、PCの画面をそのままTVに出すこともできます。先ほどはそれでTVを画面にしてネットゲームをやっていたけど、贅沢だよおまえは、と思いましたです。さすがに4Kには差がついてしまいますが、比較してなければ絶対的な良さは価格比ではあると思います。

というわけで、ヴィジュアル関係に関しては完全に長男主導になってしまいましたが、とりあえず1階にこのTVが置いてあるっていうのはかなりなインパクトですね。写真から、大きさ、分かるでしょうか。

というわけで、今後は「ジャズCD/DVDの個人ページ Blog」と改題します。なんてことにはならないですが(笑)。

(追記11月23日)このTVは2Kに相当するようですが、内蔵している画像処理ソフトがけっこう良くて、特にアニメだと威力を発揮するようです。液晶TVの寿命がブラウン管TVよりだいぶ短いことを考えると、対価格比で、買って正解だったな、とは個人的に思ってます。

2013/09/25

Baida/Ralph Alessi

2321
ECMレーベル新譜聴き2日目。ラルフ・アレッシの新作は、こっち方面ではおなじみのメンバーばかりの普通の編成のクァルテット。でも出てくる音はマニアックというか、ECM的というか、静かでありながら緊張感をはらんでいて、時にフリーに行きそうで行かなそうで、マンフレート・アイヒャーのプロデュースがけっこううまくいっているんじゃないかと思うサウンドでした。たぶん他レーベルで録音していたら、もっとうるさいというか外向的なサウンドになっていたんじゃないかなあ、と思います。それはそれで聴いてみたいと思うのですけれども。ある意味、出るとこは出ながらもこの温度感の低さは今の季節にもいいのでは、と思います。


Baida/Ralph Alessi(Tp)(ECM 2321)(輸入盤) - Recorded October 2012. Jason Moran(P), Drew Gress(B), Nasheet Waits(Ds) - 1. Baida 2. Chuck Barris 3. Gobble Goblins 4. In-Flight Entertainment 5. Sanity 6. Maria Lydia 7. Shank 8. I Go, You Go 9. Throwing Like A Girl 10. 11/1/10 11. Baida(Reprise)

(13/09/24)全曲Ralph Alessiの作曲。やや静かだけれど緊張感をはらんだ部分も多く、さすがこのメンバー。静かなヨーロピアンフリー的な緊張感のある1、11曲目、少し素っ頓狂なテーマと複雑に絡みながらも緩急自在に進むM-BASE的でもある2曲目、ミニマル的なバックで自由に演奏している3曲目、速い3連譜的な出だしから、静かになったりうるさくなったり、スリリングな4曲目、ゆったりとしながらも冷たい妖気をはらんでいる5曲目、しっとりとした3拍子ながら幽玄な雰囲気もある6曲目、元気で弾む感じも浮遊感も時に4ビートもある不思議な7曲目、静かに歩むようなところからスピリチュアルに盛り上がる8曲目、ゆらゆらと揺れるようなフレーズとバックが印象的な9曲目、ドラムスとのデュオからフリー的に絡み合う10曲目。

2013/09/23

Trios/Carla Bley/Andy Sheppard/Steve Swallow

2287
再びECMレーベル新譜聴き1日目。またまとまってCDが届くようになってしまったので、ある程度急がないと。カーラ・ブレイがECMで初リーダー作というのは驚きでした。今まで、あまり買ってはいなかったけど彼女のWattレーベルでおなじみだったからです。ここではマンフレート・アイヒャーのプロデュースになっていますけど、シンプルな編成での演奏ということを除けば、やっぱりカーラのペースでのサウンドかなと思います。ECMマジックと言うよりは。原曲も知っていれば面白かったんだけどなあ、と、聴いてなかったことを少々後悔してますが、曲自体は良いので、それはそれでまたいいのではないかなあ、とも思います。


Trios/Carla Bley(P)/Andy Sheppard(Ts, Ss)/Steve Swallow(B)(ECM 2287)(輸入盤) - Recorded April 2012. - 1. Utviklingssang 2. Vashkar 3. Les Trios Lagons (D'Aprea Henri Matisse) 4. Wildlife 5. The Girl Who Cried Champane

(13/09/23)全曲カーラ・ブレイの作曲。彼女のレーベルのWattからではなく、ECMレーベル初リーダー作でマンフレート・アイヒャーのプロデュース。シンプルなトリオの編成での録音になっていて、再演曲なので、原曲と比べてみるのも面白いかも。しっとりと3人で語り合うような哀愁満点の曲の1曲目、妖しい旋律のアドリブで突き進んでいく6拍子の変則的ラテンとも言うべき2曲目、3部作でアップテンポの4ビートからメロディアスなバラードになり、さらにゆったり浮遊感のあるストライド的にピアノが華やかに聴こえる14分台の3曲目。続く4-5曲目もそれぞれ3部作。静かかなと思ったら中盤以降5拍子系で盛り上がっている4曲目、メロディがやや浮遊感のあるサンバから、静かなラテンになって、再び今っぽいサンバで終える5曲目。

2013/09/19

トリロジー/チック・コリア・トリオ

Chicktrilogy
久しぶりに国内盤でのゲットです。いやはや、CD3枚組で3時間20分台の演奏なので、まとまった時間がとれず、分けて聴きましたけど、通しで聴いてもけっこういいんじゃないかと思わせるチック・コリアのトリオの演奏です。曲名を見ると聴きやすそうな曲が多いですが、曲の良さを保ちながら硬派な部分もあって、リラックスしてはなかなか聴かせてくれないなあ、と思いつつ、こういうところがあるからけっこう好き、という人も多いんじゃないかなあ、なんてことを思ってしまいます。16曲目の30分ほどはさすがに聴く人を選ぶかもですが、だったら1-2枚目をヘヴィロテ候補にしても、というところで、曲順も考えられてるなあ、と思います。


トリロジー/チック・コリア(P)・トリオ(Stretch Records)
Trilogy/Chick Corea(P) Trio(Stretch Records) - Recorded 2010 and 2012. Christian McBride(B), Brian Brade(Ds), Jorge Pardo(Fl on 5, 7), Nino Josele(G on 5, 7), Gayle Moran Corea(Vo on 17) - [Disc1] 1. You're Ma Everything 2. Recorda Me 3. The Song Is You 4. Work 5. My Foolish Heart 6. Fingerprints 7. Spain [Disc2] 8. This Is New 9. Alice In Wonderland 10. It Could Happen To You 11. Blue Monk 12. Armando's Rhumba 13. Op.11, No.9 14. How Deep Is The Ocean [Disc3] 15. Homage 16. Piano Sonata: The Moon 17. Someday My Prince Will Come

CD3枚組のライヴで、ツアーのベストテイクを集めたもの。収録時間は3時間20分台で1曲あたりの演奏時間も長め。チック・コリア作は5曲(6-7、12、15-16曲目)で、他はジャズメン・オリジナルやスタンダードなど。13曲目はクラシックが題材。どちらかというと親しみをもって聴かせるような曲が多めですが、演奏が硬派な感じのものも。6曲目などスリリングな演奏もある程度あり。コリアはある意味カチッとしたピアノだけど、このトリオでの演奏はけっこういいと思います。長時間聴かせても飽きないトリオ。3曲にゲストの参加曲もあって、アクセントにもなっていい感じ。曲順もよく練られていると思います。3枚目に新曲を2曲持ってきてます。ピアノ・ソナタの16曲目は現代的ですが起伏があってハードな30分ほどのトリオの演奏。(13年9月4日発売)

2013/09/18

Out Here/Christian McBride Trio

Christianouthere
8月上旬には発売されていたのですが、ブログの更新がなかなかできなかった時期をはさんで、やっとアップできました。これで8月到着分はやっと終わりです。クリスチャン・マクブライドはちょっと前にもアルバムを出していましたけど、やっぱりピアノ・トリオで聴いてみたいと思ってました。それにしてもベースの存在感がありますね。もっとも他のメンバーもいい感じでトリオになっていて、バラードの8曲目でもピアノは時に速いパッセージを弾いたり、なんてこともありつつ、スリリングな展開になっています。全体的に知的な要素もあるけれども、繊細というより体力のあるタイプかな。最近はヨーロッパのピアニストが多い中、やはりこういうのを聴いてみたい、というのはあります。


Out Here/Christian McBride(B) Trio(Mack Avenue)(輸入盤) - Released 2013. Christian Sands(P), Ulysses Owens, Jr.(Ds) - 1. Ham Hocks And Cabbage 2. Hallelujah Time 3. I Guess I'll Have To Foget 4. Easy Walker 5. My Favorite Things 6. East Of The Sun 7. Cherokee 8. I Have Dreamed 9. Who's Making Love

(13/09/17)クリスチャン・マクブライド作ないしは共作は1、3曲目のみで、他はジャズメン・オリジナルやスタンダードなど。リーダー作なのでベース・ソロも多いしベースに重心がある感じだけれど、トリオのバランスはけっこう良い。ブルース進行で割とオーソドックスに攻めている1曲目、けっこうアップテンポでスリリングな感じでズンズン進んでいく2曲目、淡い感触のボッサ的進行で中盤盛り上がる3曲目、少しゆったり歩んでいくような雰囲気の4曲目、有名曲を8分の5拍子基調でやってしまう5曲目、ちょっともったりしつつ味のあるサウンドの6曲目、これまた超早いところと普通のところが交互にきてなかなか印象的な7曲目、しっとりとして温かいバラードが心地良い8曲目、16ビートのファンク・ビートでノリノリのまま幕を閉じる9曲目。

2013/09/17

Hildegard Von Bingen/Ordo Virtutum/Ensemble Belcanto/Dietburg Spohr

2219 ECM New Seriesが1枚入ってきています。9月末にはもう1枚ぐらい入ってくるとは思うのですが、今回はクレジットがやたらに長いので、いつも1回で2-3枚紹介するところ、1枚で紹介してしまいます。Sprechstimmeというのが訳が分からなかったのですが、「話すように歌う」というような感じでしょうか。Madchensopranはソプラノに関係するのでしょうが、ちょっと不明。コーラスは9世紀ごろから出たようですが、かなり昔の音楽なので、もっとシンプルだと思うのに、新しい時代のコーラスにも聴こえるのは賛否両論出てくるかもしれません。Hildegard Von Bingen、作曲家だけじゃなかったようで、当時大きな力を及ぼした人物らしいです。だから今まで記録が残ったのかも。

 

Hildegard Von Bingen/Ordo Virtutum/Ensemble Belcanto/Dietburg Spohr(ECM New Series 2219)(輸入盤) - Recorded October 2010. Andrea Baader(Soprano), Edith Murasov(Mezzosoprano), Rica Rauch(Alto), Martina Scharstein(Soprano), Dietburg Spohr(Mezzosprano), Benjamin Cromme(Sprechstimme), Lilith Reid(Sprechstimme), Selina Drews(Madchensopran) - 1. Patriarchae Et Prophetae - Virtutes 2. Patriarchae Et Prophetae 3. Querela Animarum In Carne Positarum 4. Felix Anima - Viryutes 5. Felix Anima 6. Virtutes - Sed Gravata Anima Conqueritur - Virtutes Ad Animam Illam 7. Anima Illa 8. Scientia Dei Ad nimam Illam 9. Infelix Anima - Virtutes 10. Scientia Dei 11. Anima Illa 12. Strepitus Diabolo Ad Animam Illam - Virtutes 13. Diabolus 14. Humilitas - Virtutes 15. Humilitas - Virtutes 16. Humilitas 17. Caritas - Virtutes 18. Timor Dei - Virtutes 19. Diabolus - Virtutes 20. Obedientia - Virtutes 21. Fides - Virtutes 22. Spes - Virtutes 23. Castitas - Virtutes 24. Innocentia - Virtutes 25. Contemptus Mundi - Virtutes 26. Amor Caelestis - Virtutes 27. Disciplina - Virtutes 28. Verecundia - Virtutes 29. Misericordia - Virtutes 30. Victoria - Virtutes 31. Discretio - Virtutes 32. Patientia - Virtutes 33. Humilitas - Virtutes 34. Querela Animarum Paenitentis - Virtutes 35. Anima Illa - Virtutes 36. Anima Illa - Virtutes 37. Paenitens Anima Ad Virtutes - Virtutes 38. Anima Illa 39. Humilitas - Virtutes 40. Humilitas - Virtutes 41. Diabolus 42. Paenitens Anima 43. Anima Illa 44. Humilitas Ad Victoriam 45. Victoria Ad Virtutes - Virtutes 46. Humilitas - Virtutes 47. Victoria - Virtutes 48. Castitas49. Diabolus 50. Castitas - Virtutes - Virtutes 51. Epilog

(13/09/16)Hildegard Von Bingenは12世紀ドイツの女性作曲家としてはかなり初期の方(史上初?)。ここで「アンサンブル・ベルカント」は新しい解釈を入れて歌うグループのようで、中世の古い時代の歌を、新しめのコーラス的なアレンジも施して歌っています。この時代だったら、コーラスでももっと原初的な歌が元になっている気がします。それでもなかなか神秘的な雰囲気かも。担当が英語ではないので、ちょっと英訳不明のパートがあり。

2013/09/13

Just Play!/Tom Kennedy

Tomjustplay
トム・ケネディは自分的にはエレキベースがスゴい人というイメージがあるのですが、アコースティック・ベースと両刀使いなのも有名らしいです。最近は両刀使いのベーシスト、増えてきましたね。そのトム・ケネディのアコースティック・ベースだけでのスタンダード、ジャズメン・オリジナル集ということで、けっこう楽しんで聴けました。ドラムスがデイヴ・ウェックルというのもいいですね。トム・ケネディ、地味かと思いきや、けっこう名前で検索してくる方が多いので、本当は有名なベーシストかな、とも思えます。メンバーもなかなかだし(何曲目に誰が参加、というクレジットが見当たらないのは少々残念)、一度は聴いてみてもいいんじゃないかな、と思います。


Just Play!/Tom Kennedy(B)(Capri Records)(輸入盤) - Recorded September 25, 2012. Dave Weckl(Ds), Renee Rosnes(P), George Gazone(Ts), Mike Stern(G), Tim Hagans(Tp), Lee Ritenour(G), John Allred(Tb), Steve Wirts(Ts) - 1. Airegin 2. Moanin' 3. The Night Has A Thousand Eyes 4. Ceora 5. One Liners 6. In A Sentimental Mood 7. Bolivia 8. In Your Own Sweet Way 9. WHat Is This Thing Called Love

(13/09/12)スタンダードとジャズメン・オリジナル(5曲目は一聴して分かるマイク・スターン作)ばかりで、ここではトム・ケネディはアコースティック・ベースに専念しています。ピアノ・トリオを中心として、クレジットには何曲目か明記されていないようだけど、他のミュージシャンがいろいろ入れ替わって参加しています。聴きやすい曲や4ビートの曲が多く、テーマのアレンジもなかなか良くて、今のジャズとしてはけっこう面白く聴けます。現代ジャズというより、割とオーソドックスかも。エレキ・ベースを弾かなくてもここまで本格的にやれたら、満足度高し。元気な曲もいいけれど、しっとりくる4曲目のようなバラードもいい感じ。ギターは2曲目がリー・リトナーで、5曲目がマイク・スターン。5曲目は異色ですが、4ビート部分もちゃんとあります。

2013/09/12

Threeo/パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ

Paolothreeo
さすがに3年ほど前から澤野でローテーションで録音していく新譜まではつきあわなくなったけれども、それでも今回のような、なかなかいい再発盤を出してくれることもあり、いちおう毎月チェックはしています。これは’99年録音でマイナーレーベルから出てすぐ廃盤になってしまったもので、メンバーからすると、かなり聴きたい演奏です。何たってジョン・パティトゥッチのベースにオラシオ・エルナンデスのドラムスですし。ドラマーの性格からして、スタンダードなどもラテン(サンバ)で演奏してしまうのはある程度予測できたにしても、けっこうゴキゲンに聴けました。澤野から出て入手が容易になったので、聴けるチャンスが増えましたですし。


Threeo/パオロ・ディ・サバティーノ(P)・トリオ(澤野工房)
Threeo/Paolo Di Sabatino(P)(Atelier Sawano AS134) - Recorded November 1999. Horacio "El Negro" Hernandez(Ds), John Patitucci(B) - 1. F.S. Blues 2. Coco's Way 3. Meeting Of Memories 4. Just In Time 5. Hallucinations 6. Negrito 7. A Weaver Of Dreams 8. Sotto Laneve 9. The Old Country 10. That's All

’99年録音の澤野工房からの再発盤。パオロ・ディ・サバティーノ作は全5曲(1-3、6、8曲目)で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。アコースティックもエレクトリック・ベースもあります。ブルースとは言いながら、素直ではない入り組んだフレーズの1曲目、エレキベースの高音域から入っていくノリの良いサンバの2曲目、ちょっと静かな哀愁が何とも言えない3曲目、スタンダードをラテンで料理していて明るい感じの4曲目、バド・パウエル作をちょっと洗練された雰囲気で演奏する5曲目、ややしっとり系で少し明るいボッサの6曲目、ややアップテンポの4ビートで勝負する7曲目、8分の6拍子でややメランコリックな展開をする8曲目、しっとり感と哀愁のあるやや静かな9曲目、やはり軽妙なラテンタッチでせまる10曲目。(13年8月23日発売)

2013/09/11

モルト・カンタービレ/山中千尋

Yamanakamolto
更新間隔が開いてしまいました。家庭の事情に加えて、長男がAVアンプの音場設定を変えてしまったので、CDを聴いてもどうもしっくりこなくて、音場設定を元に戻したら、そうそう、この音、ってことで久しぶりにアップすることができました。山中千尋も、もう突き抜けるところまで突き抜けてしまった感じで、曲の構築力を備えながら、速弾きでバンバン弾きこなすのは、もう彼女独自の世界ですね。扱った題材は今回はクラシックですけど、彼女自身のジャズの側に取り込んで演奏しています。ここまで音数が多いと、ひょっとしたら疲れてしまう人がいるかもしれませんが、病みつきになってしまう人が多数いると予想します。私もそうです。


モルト・カンタービレ/山中千尋(P、Key、Harmonica)(Verve)
Molto Cantabile/Chihiro Yamanaka(P, Key, Harmonica)(Verve) - Recorded April 22-24, 2013. Ben Williams(B), John Davis(Ds) - 1. No.1 In C Minor "Prelude" From Eight Concert Etudes For Piano Op.40 2. Rondo Alla Turca 3. Hanon Twist 4. The Fight Song For The Man Called "Napoleon" 5. Cantabile 6. Liebestraume No.3 7. Apres Un Reve 8. Flight Of The Bumblebee 9. Fur Elise 10. Improvisation No.15 En Ut Mineur "Hommage A Edith Piaf" DVD: 1. No.1 In C Minor "Prelude" From Eight Concert Etudes For Piano Op.40 2. Fur Elise 3. The Fight Song For The Man Called "Napoleon"

山中千尋作は5曲目のみで、クラシックのジャズアレンジの曲が続きます。ただ、クラシック然とした演奏は陰にひそめていて、主な曲はパワフルなピアノ・トリオで攻めています。かなり速いパッセージが続く曲も目立ちますが、ジャズではちょっとしつこいかなと思えるようでいて、クラシックだとこのぐらいの速弾きは案外あたりまえなので、それに慣れてしまうとかえって病みつきになりそうです。クラシック関係なので、コード進行からフレーズなど、アドリブに構築された部分が混ざっているようで、かなりのテクニックを持っているし、そのアレンジのセンスにも脱帽。そのエッセンスはカチッとしながらも、あくまでもジャズ寄りで、聴いているとけっこう爽快かも。オリジナルの5曲目も周りにうまく溶け込んでいる感じ。9曲目は遊び心あり。(13年8月14日発売)

2013/09/09

ベース Crews Maniac Sound の Jackson5 (中古)を衝動買い

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数日前から割と近い場所の楽器店でCrews Maniac SoundのJackson5(ナチュラル、フレットラインなしのフレットレス)が中古でていたので、今日、ちょっとそちら方面に行く用事があり、冷やかし半分で覗いて試奏しようとしました。

そうしたら、いつもこの機種、けっこう弾きこまれていてくたびれたものが多いのに、見た目に新品同様(しかも価格的には前回ちょっとなあ、とやめていた価格と同じ)で、指板が少し弾いたあとが残っている程度でした。音も良く、キズもほとんどないし、好みのナチュラルボディ、フレットラインなしだったので、けっこう気に入り、少し前に生産中止の情報(今年5月で生産中止だそうでした)も得ていて、もうこの機会を逃したら次には出あわないだろうなと運命を感じ、気がついたらこれを抱えて帰途についてました。本当は見て試奏するだけだったのになあ。

何度かこの機種、弾いたことがあるんだけど、今までの中では一番程度が良いし、弾きやすかったし(なぜかラウンドワウンドの弦が装着されていた)、印象がけっこう良かったです。後から保証書が出てきて、10年以上前の購入になっているので、前の人、買ったはいいけどほとんど弾いてなかったのかな、と思わせます。フレットレスベースは、けっこう弾きこまれているものと、あまり弾かれていないものと、両極端なことが多いです。

まあ、ちょっと今年の目標が狂ってしまったけど、これで今年の2つの目標、クリスタルCDを買う(5万したのに最近通常盤が出てガックリきてますが)と、ベースを1本買う(実はフレットありのベースを買う予定がフレットレスになってしまった)は、何とかちょっと方向は変わりましたが達成できたわけです。

2013/09/05

PC用のサウンドカード Onkyo SE-300PCIE

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今年(’13年)の5月下旬、ヨドバシカメラから入荷の連絡をもらって、長男に取りに行かせたOnkyoのSE-300PCIE(買値は23,000円弱でした)というPC用のサウンドカードですが、実は長男が電車に乗って大学からの帰りの途中(20時過ぎ)にうちの最寄りの駅のそばの踏切で人身事故があり、電車が止まってしまい、川崎のヨドバシに取りに行けたのが22時前、家に帰ってきたのが22時半ということになってしまいました。

そこから自作PCのサウンドカードの入れ替え作業をPC掃除しながら、あるいは最新のドライバをダウンロードしながらやったので、実際にその音を聴けたのは夜12時半過ぎでした。いつもなら私、寝ている時間ですが。

接続は以前に外付けのSound Blasterというものがあったので、PCのそばまでAVアンプからデジタルの光ケーブルが届いていて、これなら今回の増設も1本のケーブルでドルビーサラウンドもOKだ、と手間が省けました。Sound Blasterには説明を読んでもドルビーサラウンドとは書いてなかったので、たぶん疑似サラウンドだったのだと思います。これは市販の方のデスクトップPCからはいい音だったのですが、自作パソコンは作る時にサウンドカードの費用をケチっていたので、あまりいい音はしてませんでした。それが今回の自作パソコン用にサウンドカードを買う要因でした。

ホームシアターにするには70インチのTVが欲しいという人がいて、またブルーレイレコーダーも部屋にはなく、そこにはかなり当分の手が届かないので、とりあえず音だけでも、と思ってましたし。

まずはCDやMP3音源をチェック。CDプレイヤーで聴くよりは音量は落ちるものの、音質はまずまず。そして、一番やりたかったのがDVDのドルビーサラウンドをPCの画面で観て、それをAVアンプ経由で部屋に響かせること。それが成功しました。「エヴァンゲリオン」の戦闘シーンでチェックしたけど、いいですねえ。前後左右から音が出てきます。(ちなみにうちは5.1chです。)ここまでで1時半。私はすぐ寝ましたけど、それで次の朝6時起きだったから少々眠いです。

息子がいない時に、ちょっと見ようと思ったのですけど、PCでソフトを立ち上げていないとサラウンドにはならないようで、また長男が帰って来てから、やってみようと思ってます。まあ、彼も18歳にはなっているので、PCを勝手にいじってああいうファイルとか、こういうファイルとか出てくると困るし(笑)、やっぱり人のPCはいじれないよなあ。

(追記)’13年7月にSE-300PCIE R2が発売になったようですが、メーカーサイトでは生産地変更モデル、となっています。他は変わらないのでしょうか。

2013/09/03

AVアンプ YAHAMA DSP-AX2700

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このアンプを購入したのは’07年のことで、定価252,000円のところ、20万円以下で買えた記憶があります。それまで使っていた’92年購入のYAMAHA AVX-2200DSPが、ヴォリュームなどにガリノイズが出はじめていたので、買い替えました。

’07年当時は定価50万円以上のもっと高級機もありましたが、今ヤマハのサイトを見ると、そういう高級機は生産完了になってしまっていますね。AVアンプの高級品の需要がなくなったのか、それとも技術革新でAVアンプ自体が安くなったのかは分かりませんが。

前のAVアンプを買った’92年当時は、ホームシアターのマネごとをちょっとやっていて、CDを聴くよりはのめり込んでいた時期でもありました。’07年に買い替えた時には、実はその部屋にはTVはなかったのですが、前にも書きましたが部屋がデッドだし、定在波はあるし、音響特性を考慮しない正方形に近い部屋のために、サラウンドと音場補正の機能が欲しかったためでもあります。幸いある程度のメインスピーカーを鳴らせるオーディオ特性を持っているAVアンプだったので、まあ、普通に聴いている分には不満はありません。

現在、長男が大画面液晶TVを購入すべく夏休みのアルバイトをやっていて、夏だけでは予算が足りないので、冬もやるか、そして私もいくらか援助する方向(消費税が上がる前に買いたいし)で進んでいます。AVアンプは日進月歩なので、もう機能的には古くなっているかもしれませんけど、’07年製だと端子類など、必要なものはついていて、大丈夫なんじゃないかな、と思うのですが。

現在はこういう機材を使った環境でCDを日夜(でもないか)聴いています。今使っているオーディオの説明は今回で一段落です。

2013/09/02

CDプレイヤー TEAC VRDS-15

130830vrds15
’04年の11月に買い替えたTEACのVRDS-15は定価で168,000円、実際の買値では10万円しなかったと思います。その前に使っていたのも、’92年に購入の同じくTEACのVRDS-10で、実質的には同等のCDプレイヤーの買い替えになります。この2台で、’97年からのホームページ、’04年からのブログとCDをたくさん聴いてきた原動力となっています。VRDS-10時代は、12年間の使用で、2度も修理に出していましたけど、VRDS-15になってからはもう9年になりますが、まだ1度も修理に出したことがありません。

音楽を聴くことは好きでも、その分CDのソフトの方にお金がまわってしまい、また、少しですが聴力が劣るので、自分自身オーディオの方までなかなか興味がいかないため、オーディオの買い替えも少なく、いわゆる世間でいう中級機で満足してしまっているのが現状です。ジャズだと昔の音源で音の悪いものも少なくないし、耳に届く段階で耳補正もやってしまってますしね。

でも、VRDS-10からVRDS-15に交替した時、比較するとけっこう音は良くなってました。最後のVRDSメカを使った、しかもコストパフォーマンスのいいCDプレイヤーということで、当時はSACDもいろいろ出てましたが、あえてCD専用機を買ったのも、今となってはSACDも何となく下火になったような感じで、方向性としては間違ってなかったかな、と思います。もうこういうタイプのCDプレイヤーには出会えないと思うので、大事に使っていきたいと思います。

VRDS-10の修理に出した時、サービスの人がこういう機種は部品を持っている期間が長めということを言っていたので、次にVRDS-15の故障した時がきたとすれば、あきらめずにメーカーにコンタクトをとってみようかと思います。

2013/09/01

当ブログが100万ページビュー

今日、ここのブログが100万ページビューになりました。訪問どうもありがとうございます。最初はアクセスもほとんどなかったので、50万ページビューが’10年8月6日、そして100万が今日’13年9月1日です。9年以上かかりました。そもそも、ブログをはじめた’04年5月現在では、たしかココログにアクセスカウンターがなかったので、外部の無料のものを使っていた記憶があります。その後にココログが提供したので、前の数字を引き継いでってことで、前のがユニークアクセスだったのかトータルアクセスだったのかはっきりしないこともあり、今回の100万という数字も、便宜上ってことになりますが。ここのカウンターは、訪問者による番号の操作が可能なので、昔のようなキリ番プレセントもなしです(笑)。

ココログ内の管理ページにもアクセス数は掲載されてますが、そちらは140万にもうすぐ達します。これは私の他のブログの数字も合算されていたり、以前に作ったりやめたりしたブログのカウント数も入っているので、これまたあてにならず。

だいたい大まかに見て過去のアクセスは緩やかな右肩上がりに増えて行っていたのですが、今年6月のGoogleのアルゴリズム変更で、私のどのホームページもブログも、アクセス数が半減してしまいました。ただ、今後も似たような変更で今度は増えていく可能性もあるということと、まったくゼロになったわけではなくて、それでも数百のアクセスは毎日あるということで、なるべく更新は(プライベートで今ちょっと大変な時期ではあるにしても)続けていきたいと思います。カウント数からして、特に人気サイトというわけでもないけれど、今後ともよろしくお願いします。

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