ライヴ・イン・トーキョウ/ゲイリー・バートン
国内千円再発盤2日目。このアルバム、LP時代にも日本のみで流通し、今回世界初CD化だそうです。こういうアルバムを千円で聴けるのは貴重かもしれません。時は’71年の東京サンケイホールでのライヴ。この頃はマイルスの影響のあるロック的なジャズというかファンクも席巻してましたけど、こういうジャズやジャズロックもなかなかいいんじゃないかと。この当時は自分は小学生だったので、まだこういう世界には全然入れてませんでしたが、生でこういう演奏を聴ける世代だったらなあ、と思うこともあります。やっぱり当時から、いや、もっと前からゲイリー・バートンは素晴らしかったでした。
ライヴ・イン・トーキョウ/ゲイリー・バートン(Vib)(Atlantic)
Live In Tokyo/The Gary Burton(Vib) Quartet(Atlantic) - Recorded June 12, 1971. Sam Brown(G), Tony Levin(B), Bill Goodwin(Ds) - 1.Ballet 2. On The Third Day 3. Sunset Bell 4. The Green Mountains 5. African Flower 6. Portsmouth Figurations
世界初CD化のライヴ。ゲイリー・バートン作が3曲目、マイケル・ギブス作が1-2曲目、スティーヴ・スワロウ作が4、6曲目、デューク・エリントン作が5曲目。エレキ・ギター含め、ロック的なメンバーですけど4ビートの曲もあります。ブルース的なコード進行だけれど、ブルースには聴こえてこない何か新しいもののように感じる4ビートでガンガン攻める1曲目、3連12ビート的なバラードで明るい情景があって牧歌的でもある2曲目、ヴァイブラフォンのソロでの静かなバラードが、幻想的な世界へといざなう3曲目、8ビートで割とロック的に進んでいきつつ転調が多く浮遊感もある4曲目、エリントン作もちょっとほの暗いボッサ的なジャズ・ロックでまとめている5曲目、アップテンポの4ビートで速いパッセージのソロもカッコいい6曲目。(13年7月24日発売)
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