モダン・ジャズ・クァルテット&オーケストラ
国内再発盤で千円セールがあったので、日本初CD化、世界初CD化盤など、5枚購入しました。今でもこういうアルバムが埋もれていたとは。安いし、レコード会社に感謝です。’90年代ごろまでは国内盤でモダン・ジャズ・クァルテットを集めていて、Appleレーベルから出ていたものまで買いましたけど、その後、興味が今のジャズにどんどん移っていき、輸入盤の追っかけまではしていなくて最近は買ってませんでした。当時のサード・ストリーム・ミュージックですね。ジャズとクラシックの融合は当時ではかなり実験的なものだったと思いますが、今例えばマリア・シュナイダーなどと比べてしまうと、やはりクラシック的な場面、ジャズ的な場面と分かりやすくは出来ています。
モダン・ジャズ・クァルテット&オーケストラ(Atlantic)
The Modern Jazz Quartet & Orchestra(Atlantic) - Recorded June 3 and 4, 1960. John Lewis(P), Milt Jackson(Vib), Percy Heath(B), Connie Kay(Ds), Symphony Orchestra, Gunther Schuller(Cond on 1, 3-6), Werner Heider(Cond on 2) - 1. Around The Blues 2. Divertimento 3. England's Carol Concertino For Jazz Quartet & Orchestra: 4. First Movement 5. Second Movement (Passacaglia) 6. Third Movement
いわゆるオーケストラとのサード・ストリーム・ミュージック。1曲目がアンドレ・オレール作、2曲目がワーナー・ハイダー作、3曲目がジョン・ホプキンス作をジョン・ルイスがアレンジ、4-6曲目はガンサー・シュラー作。1-2曲目の作曲者はクラシック方面からジャズ寄りの曲を書いた人。MJQの演奏が入ってしまうと、いつものMJQの演奏になってしまうものの、オーケストラも入って、クラシック寄りの部分も多いため’60年当時ではかなりの実験作ではなかったかと思います。その中でもブルースの1曲目とよく知られたメロディの3曲目はやや親しみやすいか。ガンサー・シュラーの曲は、今聴いくと現代のこういうジャズよりはジャズ的な部分の多い演奏になってくると思います。当時はこういう流れもあったという認識で聴くアルバム。(13年7月24日発売)
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