Melodic Warrior/Terje Rypdal
ECMレーベル新譜聴き2日目。これはNew Seriesではないけれど、テリエ・リピダルがエレクトリック・ギターで参加しているという点を除けば、オーケストラをバックにしている(というよりオーケストラが主役か)という点で、ほぼ完全に現代音楽のサウンドのジャンルに入ると思います。なのでジャズファンからすれば、扱いの難しいアルバムかもです。ECMレーベルのファンとしてはこういうのもアリかなとも思うのですが、現代音楽OKの人でないと、という点はあるかと。でも前半のヒリヤード・アンサンブルの使い方は、印象的だったことを付け加えておきます。ボーダーレスのレーベルは、ジャンル分けが難しいです。
Melodic Warrior/Terje Rypdal(G)(ECM 2006)(輸入盤) - 1-9. Melodic Warrior: Recorded December 2003. The Hilliard Ensemble: David James(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), Steven Harrold(Tenor), Gordon James(Baritone), Bruckner Orchester Linz, Dennis Russell Davis(Cond) 10-14. And The Sky Was Colours With Waterfalls And Angels: Recorded November 2009. Wroclaw Philharmonic Orchestra, Sebastian Perlowski(Cond)
(13/07/21)2つの曲からなっていて、両方ともテリエ・リピダルの作曲と、エレクトリック・ギターでの参加。曲自体は完全にクラシック/現代音楽の領域なんだけれども、彼の作曲ということと、エレキ・ギターがやはりけっこう加わっているということでNew Seriesではなくて、ECMとしての発売になっているのではないかと思います。前半の曲ではヒリアード・アンサンブルのコーラスを効果的に使っていて、彼らの歌が時々出てくる場面が印象的。基本的には現代音楽的に流れていくような、静かな部分もあれば激動している雰囲気の部分もあります。ギターの音色がマッチしてます。後半の曲はさらに荘厳な感じだけれども、どちらも印象的には似ている感じもしないでもない。ただ、コーラスのあるなしで、サウンド的には違いはあるかも。
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