ジンボ・デ・カヴァー2/神保彰
長くブログをお休みしすぎたせいか、手元にはCDが12枚もたまってきました。仕事の方はある程度一段落したので、ぼちぼちとやっていきますか。久しぶりのアルバムコメントなので、思うように書けてない気もしますが。
神保彰の1月に2枚出たアルバムの2枚目を聴きました。オリジナルもいいけれど、カヴァー集だと、原曲との比較もできるし、それらの曲を取り上げるくらいなので元々のメロディの強度もあるし、個人的にはカヴァー集、好きです。トリオだけの一発録りの演奏ではなくて、打ち込みも混ざっていて、それがサウンドの幅を広くしているような印象もあります。ジャズ方面で有名な曲もビートはファンク(フュージョン)ビート。けっこうカッコいい。演奏はどちらかというと硬派なのですが、マニアックという感じはあまりしません。これで日本制作の国内盤がもう少し安ければなあ、なんてことを思ってしまいますが。
ジンボ・デ・カヴァー2/神保彰(Ds)(Electric Bird)
Jimbo De Cover 2/Akira Jimbo(Ds)(Electric Bird) - Released 2013. Abraham Laboriel(B), Otmaro Ruiz(P) - 1. Thriller 2. I Wish 3. Makka Na Taiyou 4. Caravan 5. Rhapsody In Blue 6. Bad Romance 7. Imagine 8. Rudeen 9. Freeway Jam
神保彰のカヴァー曲集2枚目。全曲他の人の有名な曲。ここでは打ち込みによって、トリオの演奏以外にシンセサイザーその他の音も聴こえてくる曲もあります。アレンジがなかなか凝っていて、マイケル・ジャクソンで有名な1曲目の出だしは4ビートサウンドだったり、その後ファンクになったり。3人のシャープな演奏がかなりカッコ良く聴こえてきます。曲は有名なんだけどサウンドは神保の手の内にあるような感じ。かえって有名曲を使うことで、さらにメロディの強度が出てきてインパクトが強いです。曲も3曲目の「真っ赤な太陽」、8曲目の「ライディーン」と、日本のものからポップス、ジャズに至るまでさまざま。長く一緒にやってきてお互いが分かるトリオだからこそできるフュージョン。アレンジだけでなく、演奏がけっこういいです。(13年1月9日発売)
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