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2013/03/04

Flower Clouds/ナオコ・サカタ・トリオ

Sakataflower
澤野工房も、全部買いをしなくなってから数年経ちますが、おなじみのミュージシャンのローテーション録音以外は目をつけていて、今日のアルバムもその1枚。実はこのアルバム、当初1月に発売予定だったのですけど、出荷間際になってプレスのミスが分かり、出荷日を遅らせてでも再プレスをしたそうでした。そういうところは素晴らしい決断だと思います。坂田尚子のピアノ、サウンドは少し違いますが、ECMのアルバムに近いような感触もあって、ヨーロピアンな雰囲気と、日本的な感性が混ざったようなサウンドが好きです。たぶん、澤野工房から出ていなければ、気がつかなかったろう、良い出会いとなって2枚目を購入しました。ただ、少し聴く人を選ぶかな。


Flower Clouds/ナオコ・サカタ(P)・トリオ(澤野工房)
Flower Clouds/Naoko Sakata(P) Trio(Atelier Sawano AS129) - Recorded June 25 and 26, 2012. Anton Blomgren(B), Johan Birgenius(Ds) - 1. If I Could See You 2. Mane 3. Snow Covered The Machine Field 4. □ 5. Monte Carlo 6. ∞ 7. Presence 8. △ 9. Bucharest 10. Below 11. ○ 12. Grasanklingen

12曲目がAnton Blomgren作、5、9-10曲目がJohan Birgenius作、4、6、8、11曲目の記号のタイトルはおそらく3人のフリー・インプロヴィゼーション、他の4曲(1-3、7曲目)が坂田尚子の作曲。12曲で47分なので非常に短い曲を含めて、そんなに長い曲はありません。相変わらずヨーロピアンなピアノ・トリオという感じの、非4ビート系の温度感の少し低めなサウンドを聴かせてくれます。1曲目はビート感のある変拍子の曲で、ピアノのメロディも訴えかけるような、哀愁もある曲、対して2曲目は他のパートに対して、コード的なものを合わせずにメロディ無機的な印象を与えますが、しっとり感はあります。フリー・インプロヴィゼーションの曲を含め、まとまりとフリーの自由さの間を行ったり来たりしている浮遊感がまた何ともいい。(13年2月15日発売)

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コメント

おはようございます。
サカタ ナオコさん、先月 もっきりやさんでライブがあったのですが 行かれなかったです。残念…

ジャケは 金沢美大の方の作品だとか。

もっきりやさんのHPに ライブレポあるかもです。わたしも後で見てみよっと。

>Marlinさん

こんにちは。

実はこのアルバム、彼女の来日に間に合わせるように発売する予定だったのですが、プレスのし直しで発売延期になり、間に合わなかったかもですね。

独特で印象的なピアノの方なので、ライヴを観る機会があれば、一度は行ってみたいと思います。

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