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2012/11/14

Indicum/Bobo Stenson Trio

2233
ECMレーベルの新譜聴き(と言いつつ10月に発売されてから1ヵ月ぐらい経っているのもあるけど)1日目。現在6枚あります。今日はボボ・ステンソンのピアノ・トリオ。非バップ、非4ビートで、いかにもヨーロッパという感じのトリオなので、聴く人を選ぶかもなあ、と思います。ただ、演奏は多少の緊張感がありながらも美しく、本文には書いていないけど、12曲目の静かな展開は、グッと心に入り込んでくる感じではありますね。まあ、ECMレーベルらしいといえばECMらしいアルバム。今回はプロデュースにマンフレート・アイヒャーの文字が入っていますし。聴いた後にとても穏やかな気持ちになりました。


Indicum/Bobo Stenson(P) Trio(ECM 2233)(輸入盤) - Recorded November and December 2011. Anders Jormin(B), Jon Falt(Ds) - 1. Your Story 2. Indikon 3. Indicum 4. Ermutigung 5. Indigo 6. December 7. La Perefrinacion 8. Event VI 9. Ave Maria 10. Tit Er Jeg Glad 11. Sol 12. Ubi Caritas

(12/11/14)3人のフリー・インプロヴィゼーションが3曲(2-3、5曲目)、アンダース・ヨーミン作が2曲(6、11曲目)、ビル・エヴァンス作(1曲目)、思索的なジョージ・ラッセル作(8曲目)、きれいなメロディのノルウェーのトラディショナル(9曲目)その他他者の曲で構成。あくまでも非4ビートの曲たち。1曲目はソロ・ピアノ。フリーの曲はやや盛り上がりを見せつつの8ビート的ワン・コード的進行の2曲目、静かにたゆたうように進んで行く3曲目、ベース・ソロではじまって、哀愁の雰囲気で進んで行くこれまたやや盛り上がり8ビートの5、7曲目。乾いた感じで哀愁ポップス的な感触もある4曲目、美しい薄暮の響きがありつつ物語性のある6曲目、穏やかでポップス的な雰囲気の10曲目、ベースのアルコではじまる語り合いのような11曲目。

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コメント

おはようございます。

わたしは、ちょっと、バタバタしてたので、ECMでブログアップできるのは、、
「Magico」と「Nik Bartsch's Ronin Live」とこのアルバムのどれかだろうなぁ。。
と、思っていたのですが。。
わたしの心模様にぴったり来たこのアルバムになりました。

Bobo Stensonはもちろんですが、、
わたし的感動のツボはAnders Jorminでしたよ。

>聴いた後にとても穏やかな気持ちになりました。

ですよねぇ。
ECM的ホリディミュージックですねぇ。(笑)

>Suzuckさん

TBどうもありがとうございます。

こういう時期に(ヨーロッパの方が寒くなるのが早いかな)こういうサウンド、温度感のアルバムが出るのはいいですよね。意外にもピアノ・トリオ率って、ECMではあまり高くないので、このアルバム、けっこう気に入ってます。

工藤さん,こんばんは。TBありがとうございました。

本作はECMらしいクールさを垣間見せながらも,Bobo Stensonにしては聞き易いサウンドになっていたように思います。こういう季節にはぴったりですよね。それにしても,ECMレーベルは懐が深いですねぇ。本当に何でもありって感じです。今日は出張の道すがら,iPodでJan GarbarekとUstad Fateh Ali Khanの共演盤を聞いていて改めて感じてしまいました。

話が脱線しましたが,こちらからもTBさせて頂きます。

>中年音楽狂さん

TBどうもありがとうございます。

ECMでも、これは温度感が低いながら、あまり鋭い緊張感を感じさせない、むしろホッとする場面も多いピアノ・トリオのアルバムなので、割と何度もかけています。季節感も一致していて、なかなかいいですよね。

こちらからもTBさせていただきます。
今回のステンソン・トリオはドラマーが若手のヨン・フォルトに代わっていたので(前作からかな)、10年ぶりぐらいに買ってみたのですが、なんか思っていたのとは違ってこれまで以上に静的な演奏だったので、ドラミングに期待していた身としては少々がっかりだったです。
でもいかにも近年のECMらしいサウンドだなあとは思いました。

>naryさん

TBどうもありがとうございます。

ECMは一部の例外を除くと、静的にどんどんなりつつありますね。特にマンフレート・アイヒャーのプロデュースと明記されているのは、彼とミュージシャンのコラボ作みたいになっている感じです。それが好みかそうでないかが出てくるのかもしれません。ただ、ここでの曲は良いものが多いので、割といい感じなんじゃないかと思います。

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