Dream Logic/Eivind Aarset
ECMレーベル新譜聴き6日目にして一段落。結局続けて10枚(New Series含む)を聴いてしまいました。今年はDVDも含めてあと4枚(4セット)届く予定です。今年もECMは怒涛の新譜ラッシュでした。このレーベル、他のレーベルで活躍している人のリーダー作を出すことも多いのですが、今回のEivind Aarsetもその一人。ジャズの区分にするよりは音響系、などのジャンルを作っていればそっちに入れたいくらいですが、マンフレート・アイヒャーのプロデュースではなくて自由にやっているように見えながら、これもまたECMのイメージから外していないところは見事なところ。でも聴く人を選ぶだろうな、とは思いますけれども。
Dream Logic/Eivind Aarset(G, B, Electronics, Per, Samplers, Prog)(ECM 2301)(輸入盤) - Recorded 2011 and 2012. Jan Bang(Samples, Dictaphone, Prog) - 1. Close (For Comfort) 2. Surrender 3. Jukai (Sea Of Trees) 4. Black Silence 5. Active 6. Close (Variation 1) 7. Reactive 8. Homage To Greene 9. The Whispering Forest 10. Close (Variation 2) 11. The Beauty Of Decay
(12/11/17)Eivind Aarset作が3曲(1、6、10曲目)、Jan Bangとの共作が6曲(3-5、7、9-10曲目)、さらにErik Honoreも加わった作品が2曲(2、11曲目)。エレクトロニクスなどの多重録音やミックスに相当時間をかけていると思われます。ギタリストのアルバムですが、派手なギターのソロが出てくるわけではなくて、やはり音響派のようなトータル・サウンドでせまってきます。割と新しめの北欧的サウンドで、たまにインプロヴィゼーションはあってもジャズのビートではなく、聴く人によって評価が分かれそう。マスタリングはJan Erik Kongshaugが担当しているも、プロデューサーは出演者の2人。それでいて、音響的でありながらECMのツボを外していないところは見事かも。サンプルでエスニックなヴォーカルも一部あり、幅広い演出。
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