Music For The Films Of Buster Keaton, Go West/Bill Frisell
ビル・フリゼールのリーダー作旧譜聴き5日目。バスターキートンの無声映画に合わせたサウンド・トラック(?)集ということで、このシリーズ、2枚出ています。こういうのは今は入手困難ではないか、と思ったら、まだ入手できるようですね。なかなか珍しいモチーフのアルバムではあるけれども、同じようがフレーズが形を変えて繰り返されるのはあるにしても、そのまま彼のトリオのアルバムとしても楽しめてしまうというのはいいところ。実際にこの音楽で映画を観てみたい、と思うのは私だけではないはず。ちょっと変わった趣向ですけど、実際に上演したもので、CD化されてない映画もあるということで、何だかそれらも聴きたくなってしまいました。
Music For The Films Of Buster Keaton, Go West/Bill Frisell(G)(Elektra Nonesuch) - Released 1995. Kermit Driscoll(B), Joey Baron(Ds) - 1. Down On Luck 2. Box Car 3. Busy Street Scene 4. Go West 5. Train 6. Brown Eyes 7. Saddle Up! 8. First Aid 9. Bullfight 10. Wolves 11. New Day 12. Branded 13. Eats 14. Splinter Scene 15. Cattle Drive 16. Card Game 17. Ambush 18. Passing Through Pasadena 19. To The Streets 20. Tap Dancer And Confusion 21. Devil Suit 22. Cops And Firemen 23. That A Boy! 24. I Want Her
全曲ビル・フリゼールの作曲。バスター・キートンのサイレント映画に音楽を付けてしまう2枚の企画の1枚目。映画と音がシンクロしているそうで、映画を見ながら音楽を聴いてみたいです。もちろん映画抜きでも、音楽として(ビル・フリゼールが好きならば)CDを聴くだけでも楽しめると思います。ここでは「キートンの西部成金」という映画に合わせた音楽で、コミカルな映画にしてはちょっと沈んだムードの曲も。またフリーな曲も。コード進行などがはっきりしていて、事前に緻密な打ち合わせや楽譜などがあるとは思うのですが、例えば映画の音の出る場面とドラムスの音が合っているなど、けっこう難しそうなことをやってます。これをライヴで上演していたらしいです。曲も同じモチーフが何度も出てきて、内容的にもサウンドトラック的。
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