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2012/06/24

Saltash Bells/John Surman

2266
ECMの新譜がまた届きました。来月初旬には少なくとも5枚(5セット)届くようなので、ECMラッシュです。今日はジョン・サーマンのひとり多重録音のアルバム。ECMでこの形式のアルバム、何枚目か数えれば出てくるのでしょうが、数え間違えでなければ16作目かな。なんせECMの中だけで30数枚の参加作を含め、あるので、このあたりの数字はしっかり数えても間違えるかもしれません。それだけサーマンと言えば多重録音、というのがこのレーベルでは定着してきたのかもしれませんけれども。ジャズのイディオムとは離れているのかもしれませんけれども、けっこうハマるんじゃないかな、と思います。


Saltash Bells/John Surman(Ss, Ts, Bs, Acl, Bcl, Cotrabass Cl, Harmonica, Synth)(ECM 2266)(輸入盤) - Recorded June 2009. - 1. Whistman's Wood 2. Glass Flower 3. On Staddon Heights 4. Triadichorum 5. Winter Elegy 6. AElfwin 7. Saltash Bells 8. Dark Refrections 9. The Crooked Inn 10. Sailing Westwards

(12/06/23)全曲ジョン・サーマンの作曲でひとり多重録音。こういう形式のアルバムはこれまで何作も作られています。哀愁の漂う、ジャズのイディオムが入ってないマイナーフレーズに特徴があって、そのほの暗さがいい感じの個性。ただ今回は明るい曲が多めか。ソロの曲から何重にも、時にシンセサイザーも音をかぶせていて、サーマンならでは、そしてECMならではの音が出てきます。録音の形式からジャズとは言えないのかもしれませんが、それでも、フレーズからは彼独自のフレーズが飛び出してきます。バックで同じフレーズが繰り返し、ミニマル感のある曲も。ミステリアスな音世界に連れて行かれる感じ。イギリスの懐かしいもやのかかった風景が見えてくるような曲が、次から次へと出てきます。彼独自の枯れた境地か。

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