クリス・ポッター・アンダーグラウンド/コットンクラブ(28日1st)
急に今日の14時頃にクリス・ポッター・アンダーグラウンドを東京のコットンクラブへ観に行くことになり、誰か一緒に行く人を探したのですが、今日に限って遠方にいたり、夕方用事があったり、同業者も何人か声かけしたんだけど、急だし3月決算がまだ終わってなかったり、コンタクトがとれなかったりで、結局ひとりで観てきました。うちの奥さんも仕事が終わってかけつければちょっと遅れで入れたんだけど、「行かない」って返事。19時開演で、20時半近くまでアンコールを含めて演奏してくれましたよ。
メンバーは、Chris Potter(Ts, Bcl), Adam Rogers(G), Fima Ephron(B), Nate Smith(Ds)で、キーボードがベースに交代してますけど、ベースの音が低音をボンボン響かすようなサウンドで、キーボードの左手に聴こえるようなところもあったりして、これはこれでなかなか面白かったです。スラップはなくて、時おりファンクっぽいフィルインが入ったかな。ちょっと地味なタイプではあったけれども。
お客の入りは月曜の19時開演なので、6-7割ってところでしたけれど、演奏はスゴかったです。はっきり4拍子だったのは、1曲目の出だしと、ギターとデュオのスタンダード(?)のバラードぐらいで、あとは5拍子とか、もっと変拍子だったりとか、ばかりでした。それをバチっと、時に繊細な進行もあったりして、それを演奏してしまうのは、なかなかできるもんじゃありません。後半ドラムソロがあったんですが、その複雑な変拍子のままのドラムソロだったので圧巻でした。曲が複雑なせいか、ギターとベースはけっこう譜面台を見てました。クリ・ポタは譜面台を横に置いて、ほとんど見てなかったですけれども。クリ・ポタの演奏はオーソドックスな曲でも現代ジャズの曲でも素晴らしいのは間違いないですが、個人的にはアダム・ロジャースの今っぽくて浮遊感もあり、時々ウネウネするギターも良かったし、ネイト・スミスのドラミングは、色々なところ(デイヴ・ホランドのバンドも変拍子では有名)でも定評があって、今回聴いてこのバンドは最高に素晴らしいと思いました。
英語があまり聞きとれないのと曲名に詳しくないので、曲名は分かりませんでしたけど、キーボードがベースになっても、スゴいバンドなのは間違いないところです。アンコールは「レディオヘッド」という発音が聞えたような気が。こういうグループが満席にならないのはちょっと残念かも。これぞ現代ジャズって感じでした。明日まであるので、気になった方は是非。
いい経験でした。
(追記)コットンクラブははじめてで高級感あったですが、普段着でもOKでした。ただ、飲食代に10%のサービス料がつきます。また、他の情報をみると、セットごとに曲を変えているようですね。
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