Trio Libeto/Andy Sheppard/Michel Benita/Sebastian Rochford
ECMレーベル新譜聴き2日目で一段落。あとは下旬から来月初旬にかけて届く予定のECM(New Seriesを含む)が5枚あるので、また届いたら、ということになります。今年に入ってから、けっこうハイペースで出していますね。今日のアルバム、ECMらしいサックス・トリオで、多少緊張感のあるインプロヴィゼーションは入るものの、割とゆったりとしていて、メロディもはっきりしているし、大らかな感じの演奏です。ジャズを期待して聴くとするとちょっと物足りなくなるかな、という気もしていますが、ECMと分かって聴いている分には、これを手に取るにあたって、暗黙の了解的なものはあるんじゃないかな、と思います。
Trio Libeto/Andy Sheppard(Ts, Ss)/Michel Benita(B)/Sebastian Rochford(Ds)(ECM 2252)(輸入盤) - Recorded July, 2011. - 1. Libertino 2. Slip Duty 3. I'm Always Chasing Rainbows 4. Spacewalk, Part 1 5. Dia Da Liberdade 6. Land Of Nod 7. The Unconditional Secret 8. Ishidatami 9. Skin/Kaa 10. Spacewalk, Part 2 11. Whereveryougoigotoo 12. Lots Of Stairs 13. When We Live On The Stars...
(12/03/21)3人でのフリー・インプロヴィゼーションが7曲(2、4、7、9-11、13曲目)あります。Andy Sheppard作が1、5-6曲目で、ゆったりメロディアスな曲が多め。他のメンバーの作曲が8、12曲目、スタンダードが3曲目。フリー・インプロヴィゼーションとは言いつつも、構成が決められていたのか、その場で合わせたのか、構築されていた感じが強い気がします。割とメロディアスな曲が多い印象で、ジャズ的な部分がインプロヴィゼーションに目立っても、それは4ビートではないので、ヨーロッパ的なジャズという感じ。サックス・トリオなのでスペースが大きく取られていて、特に4、10曲目あたり空間的表現を感じますが、レーベルならではの残響音とうまくマッチして、スカスカな感じはなくて、ECM的な音世界を繰り広げています。
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