The Drummer Boy/Uri Caine
ユリ・ケインのマーラー集ということで買ってみたんだけど、届いて確かめてみたら、何と過去盤のコンピレーションではありませんか(笑)。過去盤の元のアルバムを持っていれば必要なかったものなんだけど、こういう選曲で改めて聴いてみると、このアルバムもけっこういいつながりになっていると思いました。メンバーも、ドラムスにはジョーイ・バロンやジム・ブラックの名前があり、ヴァイオリンはマーク・フェルドマン、ベースはマイケル・フォーマネクと、こっち方面に強い人を集めていますね。あとはヴォーカルやヴォイスの入っている曲がけっこう多く、オペラ的ではないので、その辺をどう感じるかにもよりますが...。
The Drummer Boy/Uri Caine(P)(Winter & Winter 910190-2)(輸入盤) - Released 2012. Compilation from "Dark Flame", "Urlicht/Primal Light" and "Gustav Mahler In Toblach". Recorded 1996, 1998, 1999 and 2003. - 1. Rhinelegend 2. I Often Think They Have Merely Gone Out! 3. The Drummer Boy 4. Two Blue Eyes 5. Adagietto 6. When Your Mother Comes In The Door 7. I Went Out This Morning Over The Countryside 8. Dark Flame
(12/02/05)ユリ・ケインのマーラー集のコンピレーション。「Dark Flame」から1、4、6、8曲目、「Urlicht/Primal Light」から2、5、7曲目、「Gustav Mahler In Toblach」からは3曲目の収録。元のアルバムを持っていれば必要ないかもしれないけど、こういう切り口でケインがマーラーを扱っている、というのを知るにはいい1枚か。ここでの曲はクラシック色の強い曲は5曲目ぐらいで、あとは題材的に使用しているのだけれど、ジャズ色とユダヤ色がけっこう強い不思議な音楽になっています。3曲目は14分もの曲で、かなりバリバリと自由度の高い現代ジャズで攻めていて、こっち方面が好きな人は納得かも。元アルバムはクラシックとのボーダーレスのものもあったけれど、これはジャズ寄りなので、聴いていて痛快。マーラーの別の顔。
« On Two Piano/Chick Corea & Nicolas Economou | トップページ | ECMレーベルのUS盤とEU盤 »
「音楽」カテゴリの記事
- Ludwig Van Beethoven/The Piano Concertos/Alexander Lonquich/Munchener Kammerorchester(2024.12.07)
- Fun One/Oz Noy(2024.12.04)
- Solid Jackson/M.T.B.(2024.12.03)
- Better Angels/Peter Bernstein(2024.12.02)
- The Old Country/Keith Jarrett/Gary Peacock/Paul Motian(2024.12.01)
「Winter&Winterレーベル」カテゴリの記事
- Pariah's Pariah/Gary Thomas(2023.01.16)
- Found On Sordid Streets/Gary Thomas(2023.01.15)
- Concerto Koln: Diabelli Variations [Ludwig Van Beethoven]/Uri Caine(2022.07.11)
- Gustav Mahler: Dark Flame/Uri Caine(2022.07.10)
- Rio/Uri Caine(2022.07.09)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Fun One/Oz Noy(2024.12.04)
- Solid Jackson/M.T.B.(2024.12.03)
- Better Angels/Peter Bernstein(2024.12.02)
- The Old Country/Keith Jarrett/Gary Peacock/Paul Motian(2024.12.01)
- ’24年の私的ジャズベスト3(2024.11.21)
« On Two Piano/Chick Corea & Nicolas Economou | トップページ | ECMレーベルのUS盤とEU盤 »
コメント