On Two Piano/Chick Corea & Nicolas Economou
ドイツ・グラモフォン(クラシック・レーベル)からの発売でチック・コリアのアルバム、という情報だけで注文したのだけど、実はこれ’82年の録音だったんですね。たぶん時期的にはLPで発売されていると思うのですが、この時期はCD化されていないアルバムが多いだけに、うれしいところではあります。クラシック・ピアニストとのデュオですけど、インプロヴィゼーションは多くあるし、チックの作曲も2曲あるし。彼の硬質なインプロヴィゼーションに慣れている耳には、クラシック寄りではあるけれども、すんなりとボーダーレスに耳に入ってくるんじゃないでしょうか。この時期にはバップイディオムではないインプロヴィゼーションも当たり前になってきているし。
On Two Piano/Chick Corea(P) & Nicolas Economou(P)(Deutche Grammophon)(輸入盤) - Recorded June 24, 1982. - 1-9. Suite 10-15. Bela Bartok: Six Pieces From Mikrokosmos Chick Corea: 16. Homecoming 17. Duet For Two Pianos In Three Parts 18. Invention (Improvisation)
(02/02/03)’93年に40歳で夭折したクラシック・ピアニストとのデュオのライヴ演奏。1-9、18曲目がインプロヴィゼーション、16-17曲目がチック・コリアの曲、10-15曲目がバルトークの曲。ただ、硬質なインプロヴィゼーションはチックのジャズの世界にも通じるところがあるので、あまり違和感なく聴けます。むしろ、当時ドイツグラモフォン(クラシックのレーベル)がこういうアルバムを発表していたことが驚き。バルトークもその勢いで。
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