The Good Feeling/Christian McBride Big Band
やっと9月到着分を聴き終えました。クリスチャン・マクブライドのこの新作、到着直後にいったんは聴きはじめたんだけど、途中でやめて、他のアルバムの方を先にアップしたりして、紆余曲折がありました。最近にしては珍しく録音レベルが低いのも気になりますしね。ただ、本気で聴きはじめたら、けっこうカッコ良いビッグバンドのサウンドだし、ベース・ソロがなかったと思ったら、ラストの10-11曲目でバッチリ聴かせてくれて、そういう意味では満足です。今はやたら現代的なビッグバンドが多いですけど、今の要素を交えながらほぼ直球勝負でいってくれたこのアルバムもけっこう好きになりました。
The Good Feeling/Christian McBride(B, Arr, Cond) Big Band(Mack Avenue)(輸入盤) - Released 2011. Steve Wilson(As, Fl), Todd Bashore(As, Fl), Ron Blake(Ts, Ss, Fl), Todd Williams(Ts, Fl), Loren Schoenberg(Ts on 2, 8), Varl Maraghi(Bs, Bcl), Frank Greene(Tp), Freddie Hendrix(Tp), Nicholas Payton(Tp), Nabate Isles(Tp), Steve Davis(Tb), Michael Dease(Tb), James Burton(Tb), Douglas Purviance(Btb), Xavier Davis(P), Ulysses Owens Jr.(Ds), Melissa Walker(Vo) - 1. Shake 'N Blake 2. Broadway 3. Brother Mister 4. When I Fall In Love 5. Science Fiction 6. The Shade Of The Ceder Tree 7. The More I See You 8. Ishould Care 9. A Taste Of Haney 10. Bluesin' In Alphabet City 11. In A Hurry
(11/11/02)2、4、7-9曲目がスタンダードで、他はクリスチャン・マクブライドの作曲。クレジットを見るとアレンジや指揮もやってます。最近の録音にしては、ビッグ・バンド編成はオーソドックスだし、アレンジも古くはないにしても、ビッグ・バンドの王道を行くような、ある意味無難な、ここ10-30年ぐらいのビッグバンドのカッコ良さがあるサウンド。ある意味華やかな音。それでも11分台の5曲目のアレンジは内省的な面もあって冒険的で凝っています。オリジナルも3曲目のようなファンク・ビートの曲もあるにしても、オーソドックスの周辺サウンドが目立ちます。ヴォーカル曲も何曲かあったり。バンドにはけっこう有名なメンバーもいます。ソロをバリバリとは少ないけれど、ベーシストが主役なので、ベースが大きめなサウンドバランス。
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» Christian Mcbride Good Feeling [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
Christian McbrideのBigBand作品です。ここのところBigBandだったり、オーケストラと共演だったりと大所帯での演奏がとっても流行っている印象です。
Christian Mcbrideのリーダー作って、もしかしたら2006年の Live at Tonic (http://www.hmv.co.jp/product/detail/1370399)以来かもしれません。 参加作は多数買ってますが。。
大所帯のアルバムではメンツは割愛です。割愛しますが、知った名前が多く入っ..... [続きを読む]
» Christian McBride Big Band / The Good Feeling [Jazz&Drummer]
Christian McBride(B)
Steve Wilson(As, Fl), Todd Bashore(As, Fl), Ron Blake(Ts, Ss, Fl), Todd Williams(Ts, Fl), Garl Maraghi(Bs, B-Cl)
Loren Schoenberg(Ts)2,8
Frank Greene(Tp), Freddie Hen... [続きを読む]
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比較的オーソドクスなアレンジを入れた伝統的なスタイルを現代的なサウンドで表現しているということになるんでしょうね。
昨今のBig Band流行りのなかで、個性を出していくために
選んだ方法かもしれませんが、なかなか良い結果を生んでいると思います。
がしかし、録音レベルが低かったです。本当に近年稀に見るといっても過言でないくらいでありました(笑)
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
投稿: oza。 | 2011/11/03 17:55
>oza。さん
TBどうもありがとうございます。
編成はオーソドックスで、アレンジはオーソドックスに寄りつつも新しめのところも取り入れて、なんてことのようですね。ヴォーカルのメリッサ・ウォーカーは確か以前にEnjaでリーダー作を何枚か出していて、持ってます。
これで録音の音圧がもっと高ければ言うことなしなのは、同感でした。
投稿: 工藤 | 2011/11/03 18:29
こちらからもTBさせていただきます。
なにをやらせても素晴らしいマクブライドですが、本作ではビッグバンドのアレンジ面においても並々ならぬ才能を感じました。
また現代性を加味しながらも、伝統的なビッグバンド・サウンドにきちんと取り組んでいる姿勢にも感心しました。
過去のアルバムに収録されている「The Shade of the Cedar Tree」と「In a Hurry」をやっていたのも超嬉しかったです。
投稿: nary | 2011/11/03 18:29
>naryさん
TBどうもありがとうございます。
スタンダードだけでなく、オリジナルもけっこう演奏があったのはよかったです。演奏だけとっても素晴らしい人なのに、けっこういろいろ才能がありますね。
これからビッグバンドも、どんどんアレンジやっていってほしいですね。
投稿: 工藤 | 2011/11/03 19:58