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2011/11/02

Sonocore/ネジン・ハヴァネシアン・トリオ

Nesinsono
澤野工房のジャズを久しぶりに買ってみました。買った理由はローテーション録音のミュージシャンではなくて、澤野での初登場のベーシストであることと、全曲オリジナルで勝負しているところです。こういう場合、けっこうマニアックなピアノ・トリオであることが多いのですが、今回の場合、マニアックな路線といつもの澤野の路線とのちょうど中間のようなサウンド。これなら一般の澤野ファンでも手に取るのも自然かなあ、と思うアルバムでした。でもよく聴くと、そんなに自己主張してないようでいてマニアックなところが見え隠れします。カラッとしながら浮遊感があったり、変拍子の曲もあったり。割とこのアルバム、気に入りました。


Sonocore/ネジン・ハヴァネシアン(B)・トリオ(澤野工房)
Sonocore/Nesin Howhannesijan(B) Trio(Atelier Sawano AS115) - Recorded November 25 and 26, 2010. Kelvin Sholar(P), Ernst Bier(Ds) - 1. Seven Seals 2. Circles 3. Ballad New 4. Sonocore 5. Monolyth 6. Gyptis 7. Homecoming 8. 1915 9. Stereotype Threat

5曲目のみKelvin Sholarの曲で、他はすべてドイツのベーシスト、ネジン・ハヴァネシアンの曲。温度感が低いながらも温かめなところもあり、盛り上がりもあって、やはりヨーロッパのピアノ・トリオ。4ビートでのドライヴはなく、カラッと乾いた、それでいて時にノリの良いサウンドは印象的。ベースの作曲や演奏も良いけれど、クリアなピアノがキモか。5拍子の分かりやすいメリハリの効いた1曲目、バラードがどこかノスタルジックで内省的な3曲目、タイトル曲のテンポが良いながら、カチッとして浮遊感のあるサウンドの4曲目、浮遊感を持ちつつ5拍子の5曲目、哀愁感覚たっぷりのバラードの6曲目、ベースが複雑なラインを描くファンク的な7曲目、控えめなドラムスの上を語りかける8曲目、淡いながら8分の7拍子で突っ込む9曲目。(11年10月22日発売)

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コメント

こんにちは。
これ…
出る前に HMVで 滅多にセ-ルしない(と思う)澤野のCDが割引だったんで この時とばかり 過去の澤野のトリオをいくつか買ってしまい 新譜が買えなくなってしまいました。

良いみたいですね。
聴いてみたいです。

来月には買えるかな(笑)

>マ-リンさん

このアルバム、全曲オリジナルですけれども、マニアックな路線といつもの澤野路線の中間をいく感じで、割とすんなり聴けるんじゃないかと思います。

機会があったらぜひ。

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