Altair & Vega/Bob James/Keiko Matsui
ボブ・ジェームスと松居慶子って以前にも聴いたことがあったよなあ、と思って調べてみたら、アルバム全部でなくて、一部で2人でやってました。ちょっとそのあたり記憶違いでした。今回は全部。7曲目のバッハはバロック音楽だけど、他の曲はジャズって感じではないけれどもフュージョンかっていうとそうでもない。ジャンル分けすると難しいところです。一種のピアノ音楽(当然インプロヴィゼーションもあるでしょうが)で、美しい情景描写が浮かび上がるようなサウンドです。本作にはDVDもついていて6曲入り。半分は曲がダブっていないのですが、とりあえずはCDだけ聴いてみました。
Altair & Vega/Bob James(P)/Keiko Matsui(P)(Tappan Zee Records)(輸入盤) - Released 2011. - 1. Altair & Vega 2. Frozen Lake 3. Divertimento 4. Midnight Stone 5. Invisible Wing 6. The Forever Variations 7. Chorale From Cantata BWV 147
(11/10/15)ボブ・ジェームス作が1、3曲目、松居慶子作が2、4-5曲目、2人の共作が6曲目、J.S.バッハの曲が7曲目。以前も曲単位で2人の経験あり。1台のピアノで2人が高音域と低音域に分けて弾く曲が1、3曲目、2台のピアノの曲も。範疇としてはジャズに入ってくるんだろうけれど、スウィンギーなサウンドは全くなく、彼ららしいしっとりとした情景描写も浮かぶようなフュージョン的なピアノ、クラシック的な味わいも強いピアノがほとんどを占めます。さすがにメロディ・メイカーの2人だけのことはあります。どちらがどちらの曲というわけではなく、流れにまかせて美しい情景が浮かび上がってくるようです。3、6-7曲目はクラシック的な感触が強いフレーズもあるけど、3、6曲目はところどころ飛び出していく雰囲気もあります。
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