ナウ・ヒア・ディス/ハル・ギャルパー
Enja紙ジャケの2日目。ただ、他の新譜が届いているのでEnjaは今日で一度中断するかも。しかし今日のアルバム、スゴいメンバーですね。サイドに日野皓正(Tp、Flh)、セシル・マクビー(B)、そしてトニー・ウィリアムス(Ds)ですもんね。もう亡くなった方もいますけど、今考えるとビッグな組み合わせだったんだな、と思います。モロにモーダルな曲調の曲が目立っているなど、当時の彼らのジャズの雰囲気を伝えるものはあります。でも案外に4ビート度は高くなかったりして、そこがやはり’70年代なんでしょうかね。音質的にはもう少しドラムが張り出していてもいいなあ、とは思いましたが、それでも十分に迫力はありました。
ナウ・ヒア・ディス/ハル・ギャルパー(P)(Enja)
Now Hear This/Hal Galper(P)(Enja) - Recorded February 1977. Terumasa Hino(Tp, Flh), Cecil McBee(B), Tony Williams(Ds) - 1. Now Hear This 2. Shadow Dance 3. Me. Fixit 4. First Song In The Day 5. Bemsha Swing 6. Red Eye Special 7. First Song In The Day [Previously Unreleased Take]
5曲目がセロニアス・モンク作の他は、全曲ハル・ギャルパー作曲。7曲目はボーナストラック。今となってはけっこう大物の顔合わせのクァルテット。特にトニー・ウィリアムスのプッシュは強力です。アップテンポの4ビートでパワー全開でモーダルに進んでいくタイトル曲の1曲目がアルバムの方向性を示しています。スペースがあって自由度の高いワルツのバラードの上を時に優しく、時に縦横無尽に吹いて(弾いて)いく2曲目、8ビート系のやはり元気のあるサウンドでバリバリとせまってくる3曲目、やはり8ビート系だけれども、モーダル色が全開のパワーあふれるジャズの4、7曲目、ジャズメン・オリジナルは原曲を活かしたようなサウンドで攻めてくる5曲目、やはりややアップテンポでの4ビートのモーダル系が良く似合う6曲目。(06年8月23日発売)
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