藤井郷子オーケストラ@新宿ピットイン/昼の部
今日は藤井郷子オーケストラ@新宿ピットイン/昼の部に同業者の友人と行ってきました。2月、カート・ローゼンウィンケルのここでの混雑のスゴさを目の当たりにしていたので、早めに行ったのですが、友人が来た14時前(開場直前)で3-4番目。そして、昼の部は予約を取っていないとのこと。席は満席にはならなかったですけど、演奏はやはり日本で随一のフリージャズの要素のかなり強いビッグ・バンド、けっこう楽しんできました。演奏中に冗談をやったり、フリーのソロがあると思うと急に絶妙なアンサンブルが立ちあがるなど、記譜されて(あるいはそれもメンバーの判断の音なのか)いる部分とが絡み合ってスゴいサウンドになってました。変拍子もあったりスコアも難しそうだったし。このメンバーだからこそできる、というのはあるんじゃないかな。
ちなみにメンバーは
藤井郷子オーケストラ
早坂紗知、泉邦宏(As) 松本健一、木村昌哉(Ts) 吉田隆一(Bs)
田村夏樹、福本佳仁、渡辺隆雄、城谷雄策(Tp)
はぐれ雲永松、高橋保行、古池寿浩(Tb)
藤井郷子(P)永田利樹(B) 堀越彰(Ds)
藤井さんは指揮者にほぼ徹して、前半はピアノを弾きませんでしたが、後半で弾く機会がありました。CD「ザコパネ」からの曲が多いとのことでしたが、ラスト2曲は田村夏樹さんの指揮。1曲はメンバーのヴォイス(これがまた面白い)でアンサンブルをやってしまって、けっこう絶妙なバランスでした。これは実際聴いてみないとそのスゴさがわからない系統のサウンドです。
これで2セットいられてドリンク代込みで今回2,500円は、出演メンバーの多さや知名度からすると、安いですね。藤井さんにも最後にご挨拶できたし、いいライヴでした。ふだんはCD党で、ライヴにはほとんど出かけませんが、やっぱりライヴならではの視覚との兼ね合いや、メンバー同士の掛け合いの楽しさ、絶妙さ、を目で見れるチャンスなので、機会があれば、また行こうと思います。
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