
マイケル・フランクスのアルバムが久しぶりに出ました。マイナーなレーベルからのようだけれど、そんなことはお構いなしに曲ごとにいろいろな一流ミュージシャンが参加しています。ただ、ミュージシャンたちも、いわゆるフュージョン的なポップスを演奏しているのであって、いつもはスゴい演奏を繰り広げているミュージシャンたちも、ここではマイケルに合わせているのは当然のことです。でも、もったいないよなあ(笑)。相変わらずのマイペースな歌ですけど、バックの演奏もサウンドも都会的でいいし、聴いていてリラックスできるタイプのアルバムだと思うので、気になった方は、ぜひ。
Time Together/Michael Franks(Vo)(Shancie)(輸入盤) - Released 2011. Chuck Loab(G, Key, Ds, Per Prog on 1, 3, 6, 8, 11), Will Lee(B, Back Vo on 1), Wolfgang Haffner(Ds, Per on 1, 6, 8), Eric Marienthal(As on 1, 8), Till Bronner(Tp on 1, 3), Carmen Cuesta(Back Vo on 1, 8), Gil Goldstein(P on 2, 7, 10), Romero Lubambo(G on 2, 7, 10), Greg Cohen(B on 2, 7, 10), Rogerio Boccato(Per on 2, 7, 10), Mark Egan(B on 3, 8, 11), Shawn Pelton(Ds, Per on 3), Lizzy Loeb(Back Vo on 4), Veronica Nunn(Back Vo on 3, 5, 9), Scott Petito(B on 4), Jerry Marotta(Ds on 4), David Spinozza(G on 4), Mike Minieri(Vib on 4), Beth Nelson Chapman(Back Vo on 4), Charlie Blenzing(P, Key on 5, 9), Jay Anderson(B on 5, 9), Billy Kilson(Ds on 5, 9), Alex Sipiagin(Tp on 5, 9), Tim LeFebvre(B on 6), David Mann(Sax on 9), Joe Bonadio(Ds, Per on 11), Crifford Carter(Key on 11) - 1. Now That The Summer's Here 2. One Day In St. Tropez 3. Summer In New York 4. Mice 5. Charlie Chan In Egypt 6. I'd Rather Be Happy Than Right 7. Time Together 8. Samba Blue 9. My Heart Said Wow 10. If I Could Make September Stay 11. Feathers From And Angel's Wing
(11/07/30)全曲マイケル・フランクスの作曲。相変わらずのウマヘタなヴォーカル。ですが、曲はいいし、一流のミュージシャンをとっかえひっかえ使っていて、サウンドはメロウなニューヨーク・フュージョンそのもので音もいいです。結局はこの音の良さ、リラックスした演奏の良さが、聴いていて心地よい、ということなのだろうと思います。曲は簡単そうに歌ってますけど、コード進行等、ちょっとややこしいものがあったり、まさに都会的なサウンドを引き出しています。セッションはいくつかに分かれているけれども、ベースもエレクトリックだったりアコースティックだったりしても、流れとしては自然。これだけのミュージシャンが集まってくるのは、やはりシンガーソング・ライターとしても一流。好みとしてはボッサ系の曲ですが、皆いい感じ。
最近のコメント