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2011/03/31

Shape Of My Heart/ニコレッタ・セーケ

Nikolettashape
澤野工房も全部買いするのをやめてからあと少しで1年になります。それでも好みのアルバムは2-3ヵ月に1回は出るので、要チェックのレーベルにはなっています。私はヴォーカルのジャズはあまり聴かないのですけれども、例外もあって、このニコレッタ・セーケも大好きなヴォーカリスト。ハンガリーの歌手というところがちょっと変わっていますけど、東欧ならではの哀愁感も出ていて、味わいがあります。ここではポップスやオリジナルも割合的には多く、4枚目でだんだんやりたいことを見つけてきたのだな、と思いました。とは言うものの、ジャズにはつきもののスキャットもなかなかのもので、次のアルバムも追いかけてしまいそうです。


Shape Of My Heart/ニコレッタ・セーケ(Vo)(澤野工房)
Shape Of My Heart/Nikoletta Szoke(Vo)(Atelier Sawano AS107) - Recorded August 6 and 7, 2010. Robert Lakatos(P), Jozsef Horvath Barcza(B), Andras Mohay(Ds) - 1. Autumn Witch With Words 2. In Walked Bud 3. Shape Of My Heart 4. Another Place 5. For Sue Allemande 6. Lately 7. Jesus To A Child 8. Love All The Hurt Away 9. You've Changed 10. I Could 11. Zingaro - Retrato Em Branco Preto 12. The Old Park

ニコレッタ・セーケ作が5曲(1、4-5、10、12曲目。作詞のみか曲もなのか不明)あって、スティング(3曲目)、スティーヴィー・ワンダー(6曲目)などのポップス、ジョビン(11曲目)作などやジャズメン・オリジナルとその歌の種類はカラフル。それぞれの歌で東欧の哀愁を保ちつつも、セロニアス・モンク作の2曲目ではスキャットも披露してけっこうジャズ・シンガーとして踏み込んだ曲もあります。憂いのある印象的なヴォーカル。ピアノのロバート・ラカトシュとの相性もバツグン。彼との作曲も5、12曲目に。3曲目のタイトル曲でその短調のポップスを切なく、そして芯のある歌い方で味わいがあります。スキャットの透明感がなかなかの5曲目、8分の7拍子とヴォーカルの多重録音の7曲目、意表をついたリズムなど、個性的な8曲目。(11年2月25日発売)

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