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2011/03/04

Imprint/Julia Hulsmann Trio

2177
またECMレーベルが数枚届きました。このメンバーのトリオとしては「The End Of A Summer」(ECM2079)に続いて2作目。ただ、このトリオを含む6人編成のアルバムとしてはさらに「Fasil/Marc Sinan(G)」(ECM2076)があります。聴いていて、やはりECMが合っているんだろうなあ(マンフレート・アイヒャーのプロデュースによるところも大きいのでしょうが)と思われるサウンドですね。でも、メロディやノリのあるピアノ・トリオとは正反対の、淡い、浮遊感のある非4ビート系なので、そこら辺が好みの分かれ目かもしれないですね。いわゆるECMファンにはウケそうな(私もECMファンです)アルバム。時々出てくるベースラインが構築されたもののようで、興味深いです。


Imprint/Julia Hulsmann(P) Trio(ECM 2177)(輸入盤) - Recorded March 2010. Marc Muellbauer(B), Heinrich Kobberling(Ds) - 1. Rond Point 2. Grand Canyon 3. A Light Left On 4. Juni 5. Storm In A Teacup 6. (Go And Open) The Door 7. Kauf Dir Einen Bunten Luftballon 8. Ritual 9. Lulu's Paradise 10. Ulmenwall 11. Zehlen Bitte 12. Who's Next

(11/03/04)全12曲中、Julia Hulsmann作は7曲(1-4、6、9、12曲目)で、7曲目以外の3曲は他のメンバーの作曲。ECMらしい非4ビート系の淡い、浮遊感のある感触の曲が並びますが、2曲目は動的である程度のテンポ、盛り上がりがあります。温度感は低めだし、しっとりした曲だと思うと、素直でない硬質なメロディを奏でるところもあって、やはりこのレーベルから出すことが生きてくる曲が多いです。淡くちょっと薄暮の中を漂うようなサウンドカラーはボトムの2人の指向性にもよるかも。エキゾチックではないにしろ、ミステリアスなところがあります。メロディよりも全体の動きで聴かせる感じ。目立たないけど変拍子もありか。6曲目も8ビート系だけどベースラインなど構築された感が漂います。リズムやベースラインの面白み。

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