Saburi/Cyminology
ECMレーベルで久々に新譜が出ました。前回出たのが昨年11月だったので、けっこう出ない期間が長かったです。またドドッと大量リリースになるのかな、という気もしています。ところで、このアルバム、このグループでは2枚目だったのですが、前のアルバムのグループ名とタイトルを逆にしていて、2年間そのままにしていました(笑)。だって、分かんなかったんだもん(笑)。今日直しておきましたけど、マイナーなアルバムゆえに指摘して下さる方もいなくて。相変わらず無国籍的ワールドと西洋の折衷音楽をやらせたらECMはうまいな、と思わせるアルバムでした。でもジャズ度としてはインプロヴィゼーションがあっても希薄かもしれなくて、やはりECMのフォロワー向けかな、とも思います。
Saburi/Cyminology(ECM 2164)(輸入盤) - Recorded January 2010. Cymin Samawatie(Vo), Benedikt Jahnel(P), Ralf Schwarz(B), Ketan Bhatti(Ds, Per) - 1. Sibaai 2. Saburi 3. Shakibaai 4. Norma 5. As Maa 6. Nemininam
(11/02/04)「As Nay」に続く同じメンバーの2枚目。Cymin Samawatieの作詞とメンバー(主にBenedikt Jahnel)の作曲ばかりの曲で構成。ヴォーカルとピアノ・トリオですが、歌詞がアラビア文字(ペルシャ語)で、ヴォーカリストはジャーマン・イラニアン。ヴォーカルがミステリアスな声質と言語なので、より迷路の中に入っていくようでもあり、落ちつく感触のゆったりとしている曲ばかりなので、やはり空間を生かしつつ、ECMらしいところは多いです。温度感も相変わらず低いですし。変拍子の曲もありますけど、ピアノとベースがヨーロッパ系、ドラムスがインド系なので、不思議な折衷感覚があります。それをこのレーベルで録音すると、オーソドックスな編成でも不思議なアルバムになります。それでも時にややダイナミックになる場面あり。
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