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2010/10/13

Far Side/Roscoe Michell And The Note Factory

2087
ECMレーベルがまた少しずつ届きはじめました。今日のアルバムは強烈です。ECMとはいいながら、スティーヴ・レイクがアルバム・プロデュースをしているフリージャズ(いちおう作曲者はロスコー・ミッチェルですが)の世界。その方面に免疫のできていない人は覚悟を持って聴かないと、イタいめにあいます(笑)。ここに、クレイグ・テイボーンとか、ヴィジェイ・アイヤーとか知っている名前を見つけたからといっても、彼らの色ではなくて、あくまでもロスコーのフリーの世界の味付けなので、うかつに手を出さない方がいいのかも。ここまでやってくれると、最近こういうフリーをあまり聴いてないので、痛快ではありますが。かなり聴く人を選ぶアルバムでは。


Far Side/Roscoe Michell(Sax, Fl) And The Note Factory(ECM 2087)(輸入盤) - Recorded March 17, 2007. Corey Wilkes(Tp, Flh), Craig Taborn(P), Vijay Iyer(P), Jaribu Shahid(B), Harrison Bankhead(B, Cello), Tani Tabbal(Ds), Vincent Davis(Ds) - 1. Far Side / Cards / Far Side 2. Quintet 2007 A For Night 3. Trio Four For Eight 4. Ex Flover Five

(10/10/13)ライヴ。全曲ロスコー・ミッチェルの作曲。かなりフリーに近い作品だし、スティーヴ・レイクのアルバム・プロデュースが入っているので、ECMとしてはけっこう硬派。基本は2ピアノ、2ベース、2ドラムスのようです。1曲目は31分ほどあって、出だしの部分が流れていくような静かなフリー、そして、訥々とした内省的なフレーズが静かな中に続いていき、中盤以降ギャロンギャロンと延々と盛り上がりがあって、これでもか、とフリーで攻めていきます。間合いのある唐突なテーマから、静かで重厚なやり取りが続いて徐々に盛り上がる2曲目、語りあいのフレーズが続いていくような、静かな無機的なフレーズが応酬していく3曲目、前後にややアピールするテーマを持ってきて、中盤部には混沌としつつ盛り上がる部分もある4曲目。

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