He&Carmen/Al Di Meola/Eszter Horgas
アル・ディメオラの活動は、最近地味だけれども、アストル・ピアソラその他そちら方面の音楽に心酔しているらしくて、時々マイナーなレーベルからアルバムを出します。これもその一つでフルーティストとの双頭名義になっていますね。ジャズではなくてフラメンコやタンゴなど、ラテン系の音楽に、特にジャズ方面からのアプローチというわけではなくて、純粋にその音楽世界にハマりこんでいるように聴こえます。とは言うものの、あの独特なギターの音色や、時折見せる超人的な速弾きなど、彼自身をアピールしすぎるくらいアピールしていますが。ある種ワールド的なラテン系の世界ですが、興味ある人も多いんじゃないかな、と思います。
He&Carmen/Al Di Meola(G)/Eszter Horgas(Fl)(Danubius Music)(輸入盤) - Recorded November 14, 2008. Gabor Cseke(P), Zoltan Lantos(Vln), Viktor Hars(B), Gumbi Ortiz(Per), Peo Alfonsi(G), Peter Kaszas(Ds) - 1. Exordium 2. Cafe 3. Double Concerto 4. Fugata 5. Entr' Act 6. Misterio 7. Milonga Del Angel 8. Dance Part 1 9. Dance Part 2 10. Habanera 11. Libertango 12. Finale
(10/08/22)フルートとの共演のライヴ盤。アル・デイメオラ作が6曲目を作曲、そしてアストル・ピアソラ作が5曲(2-4、7、11曲目)あります。ディメオラのアレンジの曲も共作のアレンジを含め、2-5、11曲目とピアソラ関係の曲に多く関わっています。ギターはクラシック(フラメンコ)ギターですが、ラテン関係(とは言うもののライヴはブダペストなので海外遠征中か)のメンバーとのバンドで、やはりこっち方面の心酔度が高いことをうかがわせます。現代タンゴとでも言うのか、リズムはとらわれてないような感じで、やや硬質度もあるし、ギターの速弾きも相変わらずハイスピードでシャープなフレーズの場面もあります。ただ傾向としては、そういう見せ場的なものよりも曲としてのトータル感を重視しています。ラテン音楽のジャンルか。
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