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2010/08/23

Hands/Dave Holland/Pepe Habichuela

Davehands
デイヴ・ホランドのアルバムでもスパニッシュ・ギターとの共演で、異色のアルバム。昨日のアル・ディメオラのアルバムと、立場的には似ているような感じもするけれど、ディメオラの場合はあっち側に融合しつつ自分の見せ場を作る感じで、ホランドは対等にジャズとスパニッシュを行きつ戻りつ(でも4ビートは一切出てきませんが)しているような感じにも聴こえます。ギターだけの曲もあったりと、出ずっぱりではありませんけど、4、8曲目のホランド作では、やはり彼らしい曲になったなあ、と思います。そこだけサウンドが違う感じ。こういう異種格闘技戦も、なかなか面白いですね。ジャンル分けはジャズだとちょっと無理があるような気もしますが。


Hands/Dave Holland(B)/Pepe Habichuela(G)(Dare2 Records)(輸入盤) - Recorded March 16-20, 2009. Josemi Carmona(G), Carlos Carmona(G), Israel Porrina(Cajon and Per), Juan Carmona(Cajon and Per) - 1. Hands 2. Subi La Cuesta 3. Camaron 4. The Whirling Dervish 5. Yesqueros 6. El Ritmo Me Lleva 7. Bailaor 8. Joyride 9. Puente Quebrao 10. My Friend Dave

(10/08/22)デイヴ・ホランド作は4、8曲目。このアルバムは、スパニッシュ・ギターとの双頭名義になっていて、編成もスパニッシュギター中心の演奏にホランドが加わっているという、ジャズという感じではなくて、モロにスパニッシュなアルバム。それでもやり取りはインプロヴィゼーションによるものだと思いますが。ホランド作の4曲目はいつもの彼のペースで音楽を作った感じで、メカニカルなテーマでこちらに引き寄せつつも、うまくコラボレーションが成り立ってしまっているところがスゴいかもしれません。ベースが入っていない場面もあって、そういうところはやはり長調単調に関わらず現代スパニッシュ・ギター(ややクラシカルなところもあるか)という感じです。共演の部分はやはりそれぞれの土俵で勝負をしている感じが強いです。

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コメント

こちらからもTBさせていただきます。

本作を聴く前はフラメンコ・ギターとベースのデュオかと思いあまり期待していなかったのですが、ちゃんとバンド形態になっていたのでラッキーでした。
それにしてもホランドがフラメンコ(スパニッシュ)挑戦するのは驚きだったのですが、私としては元々この手の音楽が大好きだっただけに、ホランドのバンドと同じぐらいに楽しむことができました。
また今回初めて聴くPepe Habichuelaも収穫だったです。

>naryさん

TBどうもありがとうございます。

奇しくもジャズメンのフラメンコ関係のアルバム(アル・ディメオラはタンゴ色もありですが)を2日連続で聴くことになりました。いわゆるジャズ色はなかったですけれども、聴いて面白かったです。

今回のホランド、やっぱりギターその他との音空間の中をベテランらしく泳ぎ回って、ややスリリングな部分もありながらもスパニッシュとしてうまくまとまっている感じがしました。

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