Transition/Dave Weckl Band
デイヴ・ウェックルのリーダー作聴き4日目。ここではギターのBuzz Feitenが抜け、キーボードが替わっているけれども、サウンド的にはデイヴ・ウェックルの音、という感じで、マイペースで演奏しているように見受けられます。なぜか、と考えてみると、ベースが常にトム・ケネディだからかな、と思います。基本的には9枚目まで彼の演奏で(初期のGRPの3枚は違いますが)、やはりドラムとベースのコンビネーションってかなめかな、と思わせます。決して派手なベーシストではないんですが、フレッテッドとフレットレスのエレキベースを使い分けて、渋いサウンドを出しています。特にこのアルバムはフロントがサックスとキーボードだけなので、なおのことそう思うのかも。
Transition/Dave Weckl(Ds, Per) Band(Stretch)(輸入盤) - Recorded June 29 - July 2, 2000. Tom Kennedy(B), Steve Weingart(Key), Barandon Fields(Ts, Ss, Afl) - 1. Wake Up 2. Braziluba 3. Like That 4. Mild Hysteria 5. Group Therapy 6. Passion 7. Crossing Paths 8. Alegria 9. Just For The Record 10. Amanecer
(10/07/21)メンバーもキーボードが入れ替わり、ギターが抜けているけれどもアルバム内では固定メンバー。キーボードが何となく浮遊感が増幅したようなフレーズが多いです。こういうキーボードのフレーズは好き。共作が多く、デイヴ・ウェックルの名前が入っているのが全10曲中7曲(1-2、4、6-8、10曲目)、他はメンバーの作曲。セッション的な印象もあるけれども緻密に構築されたグループのサウンドで、ハードコア・フュージョンの一角のアルバム。ややラフな感じで70分、10曲ありますが、ドラムスは手数が多く、タイト。ドラム・ソロのある曲もあって、彼のリーダー作、という感じがします。このオレがオレが、という感じのメリハリのあるドラミングが、いいですねえ。時にはエキゾチックな曲もあり。ベースのトム・ケネディもいい。
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