テネシー・ワルツ/デヴィッド・マシューズ・トリオ・フィーチャリング・ジョン・スコフィールド
デヴィッド・マシューズ・トリオ聴き4日目。このアルバムから、純粋にトリオではなくて、何曲かにゲストが加わるようになります。ゲストによってけっこう変化がついて、聴いていて面白いですね。しかも、今になってみればビッグ・ネームばかりだし。ボトムの2人も交代して、サウンド的にも変化がありました。やはりスタンダードやジャズメン・オリジナルが中心ですけれども、マシューズのオリジナルを必ず入れておくというのは、彼ならではのこだわりだと思います。それらの曲が、既成の曲と調和して溶け込んでいて、オリジナルでも違和感なく聴けるところがいいですね。ここではジョン・スコフィールドが何曲かの出番のソロで、やりたいように弾いているので、彼のファンも気になるアルバムでは、と思います。
テネシー・ワルツ/デヴィッド・マシューズ(P)・トリオ・フィーチャリング・ジョン・スコフィールド(G)(Paddle Wheel)(中古盤)
Tennessee Waltz/David Matthews(P) Trio Featuring John Scofield(G)(Paddle Wheel)(中古盤) - Recorded September 6 and 11, 1989. Chip Jackson(B), Danny Gotlieb(Ds) - 1. Tennessee Waltz 2. Something 3. Soul To Soul 4. I Got Rhythm 5. A Child Is Born 6. Dolphin Dance 7. Autumn Sunset
(10/07/29)デヴィッド・マシューズの作曲は2曲(3、7曲目)で、ゲストのジョン・スコフィールドは1-2、4曲目に参加。トリオにゲストを加えるシリーズはここからはじまっていきます。メンバーも変わって、少し重量が増したかな、という印象です。1曲目(参加曲はおおむねそう)では、バッキングではギターはほとんど弾かないで、ソロの場面になるとここぞとばかりに弾きまくるというやり方。2曲目はビートルズのポップス。いわゆるニュースタンダードですが、適度に4ビートになりつつ、出だしは控えめ、中盤以降盛り上がっていきます。8ビートのファンク調で渋いオリジナルを聴かせてくれる3曲目、アップテンポでコロコロと転がるようなフレーズで明るく聴かせてくれる4曲目。しっとりと淡彩色のイメージを持つバラードが心地良い7曲目。
« アンノウン・スタンダード/デヴィッド・マシューズ・トリオ | トップページ | アメリカン・パイ/デヴィッド・マシューズ・トリオ »
「音楽」カテゴリの記事
「ジャズ」カテゴリの記事
« アンノウン・スタンダード/デヴィッド・マシューズ・トリオ | トップページ | アメリカン・パイ/デヴィッド・マシューズ・トリオ »
コメント