ワルツ・フォー・デビー/デヴィッド・マシューズ・トリオ
デヴィッド・マシューズ・トリオ聴き2日目。昨日のアルバムはなぜか国内制作なのに輸入盤、今日のアルバムは’04年に出た再発盤です。あとから集めると、いろいろなCDが出てくるのですが、音源を聴ければいいということで、あまりこだわってはいません。同じメンバーで次のアルバムまで3枚ということで、スタンダード中心だからいいけれど、それでも退屈させてはいけないので、今回は演奏の表現の幅が広がっていたり、オリジナルも3曲加えたりしています。デイヴ・ウェックルのソロも際立っているし、2枚目としてはねらいは成功したんじゃないかな、と思います。それにしても多作ですね。
ワルツ・フォー・デビー/デヴィッド・マシューズ(P)(Paddle Wheel)
Waltz For Debby/David Matthews(P) Trio(Paddle Wheel) - Recorded June 22 and 24, 1987. Michael Moore(B), Dave Weckl(Ds) - 1. What Is This Thing Called Love 2. Waltz For Debby 3. Tiffany 4. Love Me Or Leave Me 5. The In Crowd 6. Hop-Scotch 7. Manhattan Sunset 8. In Your Own Sweet Way
このメンバーでは2作目で、デヴィッド・マシューズの作曲が3曲(3、6-7曲目)と増えています。また、1作目がメロディアスに聴かせる曲がほとんどだったのに比べ、ここでは1曲目でアップテンポのモーダルなアプローチのスタンダードの曲を演奏していたり、他の曲でも演奏の幅を広げています。もちろんデイヴ・ウェックルのソロもシャープでカッコ良い。メロディアスな曲は、マシューズの持ち味なので、そちらがメインですが。ただ、アレンジャー気質もあり、2曲目「ワルツ・フォー・デビー」も個性的なアレンジ。バラードからミディアムにいきそうで、その前でとどまるサウンドのオリジナルの3曲目、引っ掛かりのあるテーマとアップテンポのアドリブが印象的な6曲目、しっとりとしたバラードと抑えめの演奏でじんわりとせまる7曲目。(04年8月4日発売)
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