リズム・オン・ザ・ソウル/デイヴ・ウェックル・バンド
デイヴ・ウェックルの旧譜聴き2日目。レーベルはGRPからStretchに移っての登場です。1枚目はとにかくやるべきことを詰め込んだという印象で、彼を知るにはその1枚を聴けばいいかな、というくらいお腹いっぱいになってしまったのですが、今日の4枚目は、もっと肩の力を抜いて、やりたいことをやっているようなサウンドです。まあ、でもこういう方面の方が彼のやりたいことだったのか、それとも8年という時間が経過して、やりたいことが変わっていったのかはわかりませんけど。それでも彼が現代フュージョンの重要な位置に当時もいたということは変わりありませんけれども。
(7月21日追記)’92年と’94年に彼はリーダー作(廃盤)を出してます(未入手)。それが2枚目と3枚目になります。
リズム・オン・ザ・ソウル/デイヴ・ウェックル(Ds)(Stretch)
Rhythm Of The Soul/The Dave Weckl(Ds) Band(Stretch) - Released 1998. Jay Oliver(Key, Org), Tom Kennedy(B), Buzz Feiten(G), Frank Gambale(G), Bob Marach(Ts), Steve Tavaglione(Ss, As), Dave Goldblatt(Key, Synth Horns), John Patitucci(B) - 1. The Zone 2. 101 Shuffle 3. Mud Sauce 4. Desiner Stubble 5. Someone's Watching 6. Transition Jam 7. Rhythm Dance 8. Access Denied 9. Song For Claire 10. Big B Little B 11. The Funk[Bonus Track] 12. Good Night
全12曲中、6、12曲目以外はデイヴ・ウェックルとジェイ・オリバーとの共作、6、12曲目はそれにトム・ケネディが加わります。こちらの2曲は6曲目がジャム・セッション的性格が強い、ベースのバカテクサウンドのアップテンポの曲、12曲目は短い遊びになっています。デビュー作があれもこれもと詰め込んだ印象があるのに対して、こちらではマイペースな、ややリラックスした余裕の感じも見せるサウンドに仕上がっています。それでも7曲目は変拍子の部分があったりと、聴く方もあまり肩の力は抜けませんが。ドラムスとしてよりも、トータルなサウンドをここでは重視している感じ。共作なのもメロディやコード的な面を任せているのかも。時にはそのテクを見せつけられるときはあるにしても。ジョン・パティトゥッチは11曲目に参加。(98年1月28日発売)
« East Of The Night/Stephan Micus | トップページ | Synergy/Dave Weckl Band »
「音楽」カテゴリの記事
- The Layers/Julian Lage(2023.03.26)
- Sphere/Bobo Stenson Trio(2023.03.25)
- At First Light/Ralph Towner(2023.03.24)
- It's Always Now/Ralph Alessi Quartet(2023.03.23)
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: リズム・オン・ザ・ソウル/デイヴ・ウェックル・バンド:
» Buzzy Feitonのリズム・カッティングが最高のDave Weckl Band [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Rhythm of the Soul The Dave Weckl Band (Stretch) Dave Wecklと言えば,Chick Corea Elektric / Akoustic Band [続きを読む]
« East Of The Night/Stephan Micus | トップページ | Synergy/Dave Weckl Band »
工藤さん,もう一本コメントさせて頂きます。
私はこのアルバムの鍵はBuzz Feitonの鋭いカッティングが握っていると確信しております。バンド・サウンドとしてまとまりも素晴らしく,私はBuzzが入っている2枚がWecklのアルバムでは好きですねぇ。
ということで,こちらもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2010/07/19 12:00
>中年音楽狂さん
こちらにもTBどうもありがとうございます。
今日現在3枚目まで聴きました。個人的には次の「シナジー」がの方だんだん方向性が絞られてきてやや好みですが、今日の2枚目もメンバーはほぼ同じなので、似たような感想を持っています。
彼の場合、あまり凝ったことをしなくても、ここではメンバーも相性がいいし、それで勝負できるところはありますね。
投稿: 工藤 | 2010/07/19 13:25