アンノウン・スタンダード/デヴィッド・マシューズ・トリオ
デヴィッド・マシューズ・トリオ聴き3日目。同じメンバーの3作目で、今後、ドラムスやベースがアルバムことに入れ替わっていくことになったり、ゲストのミュージシャンが入ってきたりするようになります。やはりピアノはセンスがいいですね。彼はアレンジャーの仕事が多かったので、頭の中で全体のサウンドを組み立てておいて、それを他の楽器に指示、そして録音という形をとっているのではと思います。せーの、という状況ではなさそうです。だから洗練されていて、それが聴く人の好みにも影響してきそうですけれども。今回は有名なスタンダード集ではないですけど、そういう意味で、ピアノ・トリオを曲も含めて楽しむことができました。
アンノウン・スタンダード/デヴィッド・マシューズ(P)・トリオ(Paddle Wheel)(中古盤)
Unkown Standard/David Matthews(P) Trio(Paddle Wheel)(中古盤) - Recorded July 17 and 18, 1989. Michael Moore(B), Dave Weckl(Ds) - 1. Snowflake Bop 2. Weep No More 3. The Peacocks 4. Russian Lullaby 5. Memories Through Thick Glasses 6. So Sorry Please 7. Clouds 8. Don't Walk Away 9. Why Do I Care 10. Nuages
(10/07/28)隠れ名曲を中心にレコーディングしたアルバムとのことで、通好みの選曲や意外なヴァージョンを元にした演奏が中心。デヴィッド・マシューズの作曲も2曲(2、8曲目)にあって、国内制作盤らしく宮沢昭作の曲も6曲目にあります。相変わらず明快でリリシズムもあるピアノ、それでいてあまり女性的でもない感じの演奏です。どの曲もおさまりがいいというか、派手ではないけれどカッコ良いサウンド。3曲目はビル・エヴァンスの演奏が有名ですが、似たような思索的な演奏。ラテンビートで、サビやアドリブの部分がアップテンポの4ビートになるスタンダードを予想させるようなメロディアスな2曲目、しっとりとした淡いサウンドのバラードで、映画音楽を聴いているような8曲目。ジャンゴ・ラインハルト作をピアノで聴く10曲目。
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