Listen To The Rain/Stephan Micus
ヒーリングの要素も含むようなワールド・ミュージック的なサウンドというと、どれも似たり寄ったりなのですが、よく聴くと1枚1枚違っているのが分かります。このアルバムは、1-3曲目まではシンプルな編成なのが特徴で、ヴォーカルは入っていません。やっぱりその国の楽器を使うとその国の音楽にも聴こえてくる、というのがあって、特に尺八の表現にはスゴい、と思わせるものが、素人の耳ですがありますね。4曲目はインドの弦楽器をフィーチャーした曲ですが、やっぱりインドの香りが高くなる曲になってしまうのは、楽器がそうさせているのか、演奏者の技量なのか。
Listen To The Rain/Stephan Micus(All Instruments)(JAPO 60040)(輸入盤) - Recorded July 1983. - 1. Dancing With The Morning 2. Listen To The Rain 3. White Paint On Silver Wood 4. For Abai And Togshan
(06/09/10)全曲Stephan Micusの作曲で一人多重録音。今回のアルバムは楽器はSuling、Tamboura、尺八、Dilrubasで、全曲にギターが入っているのが特徴(1-3曲目はギターが1台)。それゆえに、他のアルバムよりはシンプルでギター度の強いアルバムになっています。静かにはじまって、ギターのカッティングが主なサウンドとなってカラーも比較的同じに続き、笛(Suling)が素朴に透き通って絡んでいく1曲目、スパニッシュ・ギターを使い、哀愁の強い静かなフレーズが続いていくタイトル曲の2曲目、尺八が出てくると純日本風になってしまうのですが、マスターしていてその枯れ具合がいい、静かに、後半やや盛り上がり進行する3曲目、Dilrubaというインドの弦楽器も使用する、インド風味で幻想的な20分もの作品の4曲目。
« 24 Tales/Alex Machacek Featuring Marco Minnemann | トップページ | The Imagine Progect/Herbie Hancock »
「音楽」カテゴリの記事
- 1月28日(土)、大阪中津の Vi-code で16時からライヴをやります(2023.01.24)
「ジャズ」カテゴリの記事
「JAPOレーベル」カテゴリの記事
- Horizons/Manfred Schoof Quintet(2021.12.30)
- Partial Solar Eclipse/Lennart Aberg(2021.12.18)
- System Tandem/Jiri Stivin/Rudolf Dasek(2021.10.21)
- Understanding/Bobby Naughton Units(2020.12.23)
- Ancient Africa/Dollar Brand(2020.12.14)
« 24 Tales/Alex Machacek Featuring Marco Minnemann | トップページ | The Imagine Progect/Herbie Hancock »
コメント