Hard Wired/Dave Weckl
デイヴ・ウェックル聴き8日目で、これは3枚目のリーダー作。やはりGRPレーベル時代の初期の3枚と、その後Stretchレーベルに移ってからのバンド名義のアルバムと、そこのところで音楽のサウンドやミュージシャンの使い方が分かれるようですね。彼自身のドラムスは初リーダー作から(あるいはそれ以前のサイド参加作から)スゴいですけれども。今回もけっこう豪華なミュージシャンを使用していて、ベーシストは有名どころを3人も交替で使ってますからね。こういうところやっぱりGRPだなあ、と思うところです。でも、その割にはジャケットはちょっとチープかな、と思ってもみたり。まあ、これもお腹いっぱいにはなりますね。
Hard Wired/Dave Weckl(Ds, Per)(GRP)(輸入盤・中古) - Released 1994. Jay Oliver(Key, P, Synth), Anthony Jackson(B on 1-3), Steve Tavaglione(Ss, As, Ts, EWI on 1, 3-9), Scott Alspach(Tp on 2-3, 5, 8), John Patitucci(B on 4), James Genus(B on 5-7) - 1. Hard-Wired 2. Afrique 3. Dis' Place This 4. In Flight 5. Crazy Horse 6. Just An Illusion 7. Where's Tom? 8. In The Pocket 9. Tribute
(10/07/24)7、9曲目を除きJay Oliverとの共作。7曲目はJeff Beal作、9曲目はJay Oliver作。50分ほどで9曲の詰まった演奏。メカニカルなハードコア・フュージョンで、浮遊感のある曲もあったりします。しかもそれでもメロディアスな感じもする曲もあるのはレーベルがGRPだからかも。けっこう当時としては硬派な演奏になるのでは。ベースでアンソニー・ジャクソン(前半)とジェームス・ジナス(後半)が入っていて、個性の違いも面白い。ドラムスが前面に出ていて、バリバリ叩いているのはやはりドラマーのリーダー作らしいどころ。3曲目のラテンの曲はドラムスとパーカッションが同時に聴こえるけど、多重録音なのか、どうか。前作もそうだけれどもギターがなくて、シンセやホーンで通しています。それにしても音数が多いドラムス。
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