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2010/07/10

El Encuentro/Dino Saluzzi

2155
このアルバム、もっと早くに発売されていたのですが、注文の組み合わせの関係上、遅くなってしまいました。いちおうECM New Seriesではないので、ジャズに入れましたけど、いわゆるジャズ度は全然なく、むしろストリング・オーケストラとの演奏によって、クラシックや現代音楽的に聴こえます。まあ、ジャズファン向けというよりは、ECMファン向けの演奏ですね。昨日に引き続き、オーケストラは The Metropole Orchestra。そのストリングス部門。でもメンバーの構成は、録音年月が近いですけど、微妙に違っています。温度感が低い中に時折バンドネオンの哀愁のあるソロが入って、なかなか味わいがあります。


El Encuentro/Dino Saluzzi(Bandoneon)(ECM 2155)(輸入盤) - Recorded February 13, 2009. Anja Lechner(Cello), Felix Saluzzi(Ts), The Metropole Orchestra, Jules Buckley(Cond) - 1. Vals De Los Dias 2. Plegaria Andina 3. El Encuentro 4. Miserere

(10/07/10)全4曲がディノ・サルーシの作曲。オーケストラとのライヴなので、New Seriesに入れてもいいくらいに、曲調がクラシック/現代音楽寄りになっているサウンドです。その中で彼らしい哀愁を帯びたメロディが出てきます。バンドネオンは全曲に出てきますが、チェロは1-3曲目の、テナー・サックスは2曲目の登場となっています。寒色系のサウンドですけれども、時に道が開けて光が広がったりして、難解な部分も少なくて、比較的聴きやすいと思います。ただ、ボーダーレスの音楽なので、いわゆるインプロヴィゼーションの要素がありそうなところ以外は、ジャズ度はありません。プロデューサーにはマンフレート・アイヒャーの名前はないけれども、ECMらしいアルバムに仕上がっています。どこまで行ってもクールな感じ。

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