「ECM catalog」(河出書房新社)、Amazonより届く
昨日、Amazonより「ECM catalog」(発行:東京キララ社、発売:河出書房新社)の出荷の通知があったのですが、届く時間帯はまちまち。今日の夕方になってやっと届きました。
このECM本、ECMの番号順に解説をつけていく方式の本で、ECMレーベルでは初ですね。ブルーノートとかでは以前からこの形式の本が出ています(それでも新生ブルーノートはないがしろにされてますが)。ECMはブルーノートよりは市場規模が小さいし、現在進行形のレーベルとして、編集作業が難しかったのではないかと思います。実際、企画から発売まで4年かかっているそうです。でも、コアなファンも多いレーベルなので、この本を心待ちにしていた人も多いのではないでしょうか。CDジャケットも最初の200ページ近くを割いて、カラーで掲載されています。
私のホームページも’97年からECMを取り上げはじめて、CDだけですが、集まってコメントも書き上がったのが’06年の5月のこと。けっこう時間がかかってます。当時で約800枚ありました。今回は本の中で、執筆者のひとりの原田さんのコラム(542ページ)に、ちょっとだけですが、私のホームページのURLも載せていただいてます。正直、うれしいです。またMixiの「ECMの深い森」コミュにも言及されてます。最近、やはりECMを中心に扱っていたホームページ「jAZZHOLE」が削除されて消失してまして、ECMを扱う個人のホームページはますます少なくなってきて残念だなあ、と思っていたところです。
百聞は一見にしかず、なので、いろいろ説明するよりは、この本をどこかで手にとってみて、それでできれば入手してほしいな、なんて思っています。こういう本を首を長くして待ってました。私も、手持ちにはない未CD化作品をこの本で楽しむことにします。じっくりと読んだり、ジャケ写を眺めたりしていると、何ヶ月もかかってしまいそう。
この本が出たことで、私のホームページが必要なくなる可能性、というのをちょっと考えていたのですが、本は評論的な短いレビューで、私のHPの方はこんなサウンドで、1曲目はこう、2曲目はこう、とアマチュア的な内容説明のコメントなので、読者的には分けることができ、すみ分けは可能じゃないかな、と思いました。
ECMにズブズブとハマる人が増えることを祈りつつ。
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