Billy Boy/David Matthews Trio
デヴィッド・マシューズのトリオ聴き1日目。彼のマンハッタン・ジャズ・クインテットやオーケストラは追いかけ続けてましたが、トリオ作は今回、中古盤で集めたのが大半になりました。他にも彼の関係しているアルバムがトリオ以外で、去年買っているのが9枚未聴になっています。とりあえずトリオ(ゲストを招いてクァルテット編成のものもありますが)を8枚、’86年-’94年にかけて8枚出しているので、それを順番に聴いていこうかと思います。昨日まで特集をやっていたデイヴ・ウェックルも、初リーダー作を出す前の時期になりますが、最初の3枚に参加しています。ただ、いわゆるメロディアスなアプローチのスタンダードのアルバムコメントって苦手(聴くのは好きですけど)なので、どこまで書けるか。
Billy Boy/David Matthews(P) Trio(Paddle Wheel)(輸入盤・中古) - Recorded July 9 and 10, 1986. Michael Moore(B), Dave Weckl(Ds) - 1. Softly As In A Morning Sunrise 2. You'd Be So Nice To Come Home To 3. Blue In Green 4. Billy Boy 5. Topsy 6. Greensleeves 7. Ballad
(10/07/27)デヴィッド・マシューズのピアノ・トリオの初リーダー作。彼の作曲は7曲目、トラディショナルが4、6曲目で他はスタンダード中心。彼は右手が不自由で、その人差指と左手でピアノを弾きますが、聴感上、そういうことはまったく気づかないほど、フレーズやコンピングの配置がうまいです。速いパッセージのメロディが入ればコンピングがなくなったり、コンピングの音域も右手に近かったりしますが、ピアノはけっこう歌っていて、これも個性のひとつ、という感じで、全然気にならないどころかけっこういいピアノを聴かせてくれます。これが、トリオの作品(ゲスト入りも含む)をこの後何枚も作る要因になったと思います。洗練されたシャープなサウンドアレンジはマンハッタン・ジャズ・クインテットと同じ。7曲目のバラードが美しい。
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