See The Pyramid/Walt Weiskopf
Criss Crossレーベル新譜聴き4日目で一段落。今までウォルト・ワイスコフって、曲目を見るとオリジナルばかりで、メカニカルかつハードに演奏していたと思うのですが、プロデューサーの意向でしょうか、他人のポップス、ポッサ、スタンダード関係の比率が少し今回は高くなっています。そんなこと、知らんもんね、という感じでアレンジも大胆に独自の路線で演奏している曲もありますけど、やっぱりメロディアスな曲は自由にやっていてもメロディアスになるわけで。これはこれで面白い、とは思うのですが。やっぱり彼の本質は1曲目のメカニカルかつハードなタイトル曲だと思います、というのも先入観なのかな、なんて思ってみたり。
See The Pyramid/Walt Weiskopf(Ts)(Criss 1327)(輸入盤) - Recorded February 1, 2010. Peter Zak(P), Doug Weiss(B), Quincy Davis(Ds) - 1. See The Pyramid 2. Marcieana 3. Hook Me Up 4. Equality 5. Call Me 6. Little Minor Love Song 7. Double Rainbow 8. A Time For Love 9. Goobye John 10. Make Someone Happy
(10/06/15)Walt Weiskopfの作曲は5曲(1-4、6曲目)で、他はポップス、ポッサ、スタンダードなど。どちらも演奏は彼らしいか。めまぐるしいメカニカルなテーマとアドリブを持つアップテンポの1曲目、スマートで浮遊感を持つボッサ的なサウンドで中盤と後半盛り上がる2曲目、8分の6と4分の4の複合拍子のような、ソロが活発な3曲目、やはりボッサ的に演奏をしつつソロが自由な4曲目、ポップスのようだけどオリジナルに聴こえる5曲目、逆にスタンダードのようなミディアムアップテンポの4ビートの6曲目、ジョビン作とは思えないような大胆なアレンジの7曲目、テーマアレンジが思い切りのよい、アップテンポの4ビートの8曲目、牧歌的な明るいバラードでゆったりする9曲目、やはり活発だけどメロディアスなソロもある10曲目。
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