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2010/06/01

One Dark Night I Left My Silent House/Marilyn Crispell/David Rothenberg

2089
ECMレーベル新譜聴き3日目。いかにもECMレーベルといったアルバムが続きます。おそらく完全なフリー・インプロヴィゼーションで、ピアノ(時にサウンドボード、パーカッション)とバス・クラリネット(時にクラリネット)とのデュオ。他のレーベルからではなかなか出しにくいフォーマットではありますね。ジャズって、好みの多様性から、こういったアルバムもそれなりに売れているみたいです。特にヨーロッパではこういうサウンド、好きな方は少なくないのだとか。聴く人を選ぶでしょうけれども、聴いてみるとなかなか興味深いアルバムです。スイングするジャズとは全然別の立ち位置にはいますけど。


One Dark Night I Left My Silent House/Marilyn Crispell(P, Soundboard, Per)/David Rothenberg(Bcl, Cl)(ECM 2089)(輸入盤) - Recorded March 2008. 1. Invocation 2. Tsering 3. The Hawk And The Mouse 4. Stay, Stray 5. What Birds Sing 6. Companion: Silence 7. Owl Moon 8. Still Life With Woodpeckers 9. Grosbeak 10. The Way Of Pure Sound 11. Motmot 12. Snow Suddenly Stopping Without Notice 13. Evocation

(10/05/31)全曲2人の作曲なので、フリー・インプロヴィゼーションを通しているのか。タイトルはついているけれども、連続した情景描写のような淡々とした音楽。ピアノとバス・クラリネット(クラリネット)という編成で、研ぎ澄まされたサウンドが繰り広げられています。聴く人にある程度の緊張感を強いる場面もあるかもしれませんが、ゆったりした感覚の時もあります。その語り合いが、ECMならではの、そしてまさに2人だけの世界を繰り広げています。またピアノだけではなくて、サウンドボードやパーカッションとのやり取りは少し活発になって、これらの曲はある程度の躍動感も出てきます。全開とまではいかなくても、5、9、11曲目のようにいかにもフリーのような曲も。7曲目など作曲されたようなメランコリックな曲もありますが。

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